2002年5月12日 於:おもちゃのさいとう

4 ウエイトレス
4 メイド
4 義妹
3 チアリーダー
2 転校生
3 風紀委員”矢来 志保”
2 メイド長”佐々原 藍子”
2 女子高生エスパー”藤宮 真由美”
2 女子高生サイキッカー”藤宮 真由美”
2 サイキックマスター”藤宮 真由美”
2 ライトニング・シューター”東海林 光”
2 ライトニング・ブリンガー”東海林 光”
2 ライトニング・マスター”東海林 光”
2 テレパス”結城 望”
2 テレパシスト”結城 望”
2 サイコマスター”結城 望”
2 デトネイター”五十嵐 いぶき”
2 フレイムマスター”五十嵐 いぶき”
4 風水師
2 娘仙
2 許嫁”有栖川 朱鷺子”
1 見習い巫女”春日 梓”
4 千早巫女”斎木 奈々”
2 ノルン”ウルド”
1 ハイブリッド猫耳娘”デ・ジ・キャラット”

冗談で作ったデッキ。もともとE.G.O.の3段ブレイク3人を全部突っ込んだデッキだったが、どうせなら○○マスターを全員入れようと言う事で、プロテクション・シールドと人柱を抜いて五十嵐さんも突っ込んだ。
多少、真面目にデッキ解説するなら、このデッキは千早巫女が肝。これを引かないと動かない。その為、ロクにブレイク素体とならないメイドを4枚投入し、スチューデントのブレイク元として、チャージと組み合わせて疑似ドローとなるチアリーダーまで採用している。むろん、矢来や転校生でブレイクしてドローするために義妹も入っている。
動かすときは、ブレイクカードは1段目のみを手札に残し、残りは全てパワーカードに挿す。そして、どこに何を挿したのか覚えておく。千早巫女が場に出ることを前提にプレイするのだ。もちろん、難波いのりやブライトパームをプレイされる可能性もあることを念頭に入れてプレイする。
相手のデッキが分かってくると、どのマスターを最初にプレイすればよいか判別できるので、それ以外のマスターの1段目もパワーカードに挿す。
理想は、最初の1段目をブレイクした時に手札に戻るコストがそのブレイクの2段目と3段目。2段目以降をブレイクした時に手札に戻るコストは他のマスターの1段目、である。
あと1つ重要なのは、チャージで挿したカードを回収すること。その為に、1段目や2段目を重ねてブレイクする、と言うプレイングも必要である。このデッキはチャージ過多めに構築されているのは、そういう形でブレイクカードを揃える必要もあるからだ。

さて、こんな馬鹿げたデッキを選択した理由も弁明しておこう。
最大の問題は、同じ市内の販売店2店のアクエリ大会が同じ日に競合してしまった事だろう。私は、ユーザの人心を得ているお店の方を選択。みんな同じ考えだったのだろう。18人の人が集まった。これは、普段の大会より少ない人数。まあ、店頭でしか告知していないのだから仕方ないのだろう。でも、もう一方のお店よりも圧倒的に多い人数。『ぎゃざ』に広告を打っておきながら4人しか集まらなかったそうだ。人数の話はともかく、優勝賞品に早瀬あきらさんサインドのPRローレライがかかった大会を避けた格好なので、大会の雰囲気はなごやかなものであったのだ。
日程的にもグランプリ2002とブロックトーナメントの合間と言う事もあって、参加者はみんな勝ちには来ていない模様。私は当初、試作したリセットステルスか青緑コントロールの具合を試そうかと思っていた。が、初心者もいるという話を聞いて「和気あいあいとした雰囲気の大会で、焼いたり、パワーカードをコントロールしたりするのは面白くない」と言う事で、フリープレー用に作っていたデッキの内で一番面白そうなこのデッキを選択する。アートデザイアの掲示板に「3段は優勝できない」って書いたけど、どの程度まで頑張れるかは知っておいても良いかと(笑)。
結果として、互いにほとんど干渉せず、ワントップを作るソリティアを解くスピードレースになるのだが、こういうアクエリもたまには良かろう、と言う気持ちで大会に望む。


1回戦目 小久保くん 青単

緒戦からエグい相手。いつもなら決勝戦のカードだよ。
最初に出来たのが藤宮。風紀委員がいることもあって死の印が打てない。青相手なら藤宮で殴りたい放題だ。
そのまま、藤宮で殴って、チャージしたカートから東海林や五十嵐や結城をプレイ。
本当にマスターが4人全員並ぶと言うのはどういうことか?
弁解しておくと、勝ちが見えているのに無意味にネームを並べたわけではない。戦力にならないキャラクターに散らばっているパワーカードを回収し、戦力になるキャラクターを複数用意して置く必要があったのだ。幽体離脱とか邪眼とかギアスとか使われて粘られるのを警戒したのだ。
しぶとく抵抗する相手を、みんなで殴って、ようやくお亡くなりになってもらう。


2回戦目 青林さん 厳島3段タッチ緑

相手が事故っている間に五十嵐をプレイ、そのまま殴る。
ついで東海林をプレイして殴る。これで相手は死亡。


3回戦目 ジル・リンクス2段タッチ白

後手を踏んだので矢来志保はプレイされると思ってパワーカード送り。次のターンにはやはりプレイされる。
先にジル2段をプレイされて焦るが、返すターンに藤宮3段をプレイし睨み合いに持ち込む。が、裏のターンにジルがアタック。猫缶やライカンがあると踏んでチャンプブロックで凌ぐ。もうドローは要らないからね。
失ったファクターをメイド長や五十嵐をプレイして回復。と同時に相手の白ファクターであるバスプロやバイト女子高生を奪う。このターンは白ファクターが1になって猫缶が打てなくなる。その隙に藤宮でアタック。
ここでプレイミス。裏のターンの勢力フェーズに処理を間違える。アクティブキャラクターはアタック宣言した瞬間に五十嵐の能力で焼かれるのを見過ごす。おかげで、相手に生き残ったウエイトレスを支配され白ファクターを回復されてしまう。
仕方ないので藤宮で相打ち狙ってアタック。6/6になった時点でガード、ジルと相打ち。思ったよりパンプ系カードを引いていなかった模様。
後は東海林をプレイして殴る。デッキアウトで勝利。


4回戦目 植松くん 黒単ロッソ&ィアーリス

この段階で全勝が3人。全勝同士のカードになればオポーネントも下がらずに安心と言ったところ。願い通り、全勝の人とあたる。この際、どっちと当たってもエグい事には変わりないので気にしない。
後手を踏むが相手が素直に彗星爆弾を打てない展開をしてきたのでこちらも悠々と展開。矢来志保をプレイ、相手のプロジェクトを封じる。
その後、ガード要員として東海林の1段目のみをプレイ。裏のターンでデュナハにステルスシステムを付けて殴られた。痛い。
次のターンには五十嵐の1段目をプレイして膠着状態に持ち込む。が、今度は相手の場にロッソが登場する。絶体絶命。
が、返すターンに五十嵐の2段目をプレイ、こちらが優位に立つ。ここで気がゆるんだかプレイミス、東海林でアタックしてしまう(笑)。東海林さんは惨めにもロッソの餌食となる。
ここでようやく、相手はィアーリスをプレイ。2段目までプレイしてロッソ・ィアーリスその他にフルチャージでエンド。次の相手のターンにはパニッシュからフルアタック可能と言う状況にされる。
返すこちらのターン。とりあえず、五十嵐で2回パンチ。相手のデッキは残り8枚と言う状況になる。矢来環境下でも動けるようにと、風水師2体とタロットディーラー1体を支配していてウルドまでプレイしていたのだ。
ここで長考。こちらも、ィアーリスで矢来を除去してからパニッシュ→ステルスシステム→ロッソパンチ10点で死にそうな状況である。相手のパワーカードを削る必要があるので、藤宮1段目をプレイしてアタックする。これをロッソがガードしたので、ロッソステルスの脅威が遠のく。
こうなっては、五十嵐も特攻させて相手の勢力に並んでいるエレノールやドラゴネットに頑張ってもらうことも考えたが、五十嵐で2ダメージを受けた後、パニッシュを打たずにステルスシステム持ちやィアーリスで殴られたら負けそうだったので、それは辞める。
パニッシュ後のガード要員として、有栖川朱鷺子やデ・ジ・キャラットを支配してエンド。
相手は予測通り矢来を除去後にパニッシュを打ってくるが攻めきれず、ドローアウトしてくれた。


5回戦目 内藤くん インセプ

後手を踏む。が、手札はフレイムマスターがテンパイしていた(笑)。
内藤くんのデッキは私が前に使っていたインセプデッキのコピー。そりゃ、大会で毎回のように対戦していればプレイングも含めて盗まれる。大会前に内容を見せてもらったが、私が使っていたヴァージョンのインセプデッキの肝を忠実に再現していてくれていた。
しかも、1ターン目の開いての動きも素晴らしい。まさに、自分のインセプデッキと対戦しているかの様に錯覚してしまう。
ただ、内藤くんも試合前のフリープレーでこっちのデッキの内容を知っているんだよなぁ。そして、インセプデッキの天敵とも言うカードが入っていることも。
それはそうと、私としては貴重なミラーマッチ(厳密には違う)の機会。グランプリ2002の準々決勝にて、優勝者に天敵カードがなくてもインセプデッキに勝つ方法を我が身を以て(笑)伝授されている。それを実戦する機会に恵まれた、と思っていた。
序盤、イレイザー工作員のアタックでフレイムマスターがダメージに落ちる。やはりデッキの上部に固まっていたか。フレイムマスターが手早く私の手札に来るようになっていたと言うのは、天が私にこのデッキで優勝しろと言っている証だろう(笑)。不要となったもう1枚が早々とダメージ置き場に現れたことで、相手も油断するだろうし。
相手は更にステルスキャラクターを並べるが、こちらも早々と五十嵐をブレイク。そのままフレイムマスターまで進める。後はそのままフレイムマスターで押し切る。
プレイング以前の問題で勝利してしまう。
正直、千早巫女を引かないと言う事故的な状況であったので、相手が普通のデッキだったら勝てなかった。確率上必然的に起こる事故が影響の少ない対戦相手の時に起きたのはラッキーだった。


結果、全勝優勝。冗談で突っ込んだフレイムマスターが意外なまでに役に立った。
まあ、キネティックショットもチャームもブライトパームも飛んでこなかったからね。 彗星爆弾も落とされなかったし妖精の輪も打たれなかったからね。ワントップを作る速度だったら、どれを作っても良い分、こっちのデッキに分があると言うことでしょう。