「ランブル形式」に一言申す

ゲームセンターの対戦格闘台のシステムを参考にしたこのシステム、独自の面白みがあり、魅力を感じるのだが、今、行われている運営方式では、欠陥があるように思える。
私は、キャラクターショウ2日目のランブルに参加した。最多勝には全く届かないものの、一度、席に座ったら勝ち続けてしまった。その間、次々と現れる対戦相手に初心者っぽい人が多い事に違和感を感じたのだ。
また、先日、長野県川上村で行われたランブル形式の大会にも参加した。20名近い参加者の大会で席は6席用意されていた。私は9勝2敗の成績で勝数の方は2位だったが、勝数で1位だった人と対戦する機会は得られなかった。

大抵のランブル形式のイベントでは、参加者の人数に対して多めの席が用意さている。待ち時間を減り、参加者の満足度を高めると言う観点からすると、イベント主催者としては正しい選択だろう。が、これにより、アクエリが強い半分が席に固定され、弱い方の半分だけが常に回っている、と言う状態に陥ると言う弊害が生じる。
弱い人は自分より遙かに強い人が待つ席に座らされ、相手が事故らない限り負け、また順番待ちに回れると言う循環を強制させられる。強い人が一度席に座ると、自分より遙かに弱い対戦相手が供給され、事故らない限り勝ち続けるというサイクルに突入する。
結果として、弱い人が強い人になぶられ続けるシステムになってしまうのだ。TCGのイベントとして、これはあまり好ましくないと思う。

では、どういうシステムにすれば良いのか?

対戦して負けた人が順番待ちに回るのは良いとして、勝った人の次の対戦相手が順番待ちから供給されるのが良くないのである。勝った人はの次の対戦相手は、別の対戦で勝った人にすればよいのだ。多少、循環が悪くなると思うが、大量に対戦席を用意すれば、対戦に勝った人はどんどん供給される。勝った人の待ち時間は少なくなると思う。
そして、勝った人が別の勝った人と対戦するために移動して空いた席に、順番待ちの列から2人のプレーヤーを座らせて、新たな対戦を始めさせる。
システムとしては、勝った人も席を離れ待機してもらい、空いた席には順番待ち列から2人の参加者を座らせて対戦を始めて貰う。その後、別の人が勝ったら待機していた勝者がその席へ移動して次の対戦を始める、という感じにになると思う。

2戦目以降の対戦相手は、最低でも1勝している人間となるわけだから、最多勝や最多連勝を狙うのが難しくなる。これは、面白い形式になると思うのだが、どうだろうか?


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