ブロックトーナメント関東A地区決勝レポート

使用デッキ:インセプステスル

4 婦警
3 ボレロ女子高生
3 生霊
2 演歌歌手”難波いのり”
2 尼僧
4 ゲブラー
3 シスター
3 グレイマルキン
1 黒魔術士
1 ハーミット”エディス・ハーキュリー”
3 星詠み”エレノール・フォーチュネート”
4 雪女郎
3 ドライアド
3 フェアリー
3 ノルン”ウルド”
1 ノルン”スクルド”
4 欠陥アンドロイド
3 イレイザー工作員
1 ケルビム”サキエル”
1 GAパイロット”ミント・ブラマンシュ”
4 ヴァンパイア・キス
4 幽体離脱

メタの読みとして、青が多そうだったので、ミントを仕込んでみる(笑)。この娘は好みだだしね。
冗談で突っ込んだのに、まさかこのカードのおかげで特別予選を拾うとは・・・


特別予選 フレイア

 ドリーン先生まで積まれていた。これで、キャラクター全員はガードできなくなる。と言うか、ゲブラーでガード宣言して、パーマネント−1を持っていることを指摘されるまで、その事に気がつかなかった。
 仕方ないので、幽体離脱とヴァンちゅーで粘る。ミント・ブラマンシュが毎ターン1回ガードしてくれるおかげで勝つ。


1回戦目 緑アシュレイ タッチ赤

 ヴァンパイアでビートダウンしつつ、アシュレイに繋げるデッキ。タッチカラーをしてる分、展開速度が遅い様だった。
 序盤、順調に青いガード要員を並べていくと、八千矛をセットさせる。特に緑が青にメタを張るのは正しい判断と思う。が、このカードを投入しているのには少し驚く。
 1枚目は欠陥アンドロイドと交換したが、2枚目が出てきた時に少し考える。やはり、妖刀村正の為に欠陥アンドロイドは温存した方が良いだろう。
 この選択が大正解。しばらくするとアシュレイに村正が付く。5対2の交換をし、同時に圧倒的な枚数のライブラリアドバンテージを守る。
 ドローが過剰気味だっただけに、あっという間にデッキアウトする。


2回戦 ウォールパーム

 相手の初手は改造少女にゲブラー。無茶苦茶に同系列っぽい。
 仕方ないので、フェアリーとイレイザー工作員を支配して殴り始める。同キャラの時はお互いにドロー0になって動きが止まり、時間切れ時に与えたダメージの多い方が勝ちになるので気は抜けない。
 が、裏のターンで出て来たのは、風水師とデジコであった。デジコは予想外。てーか、フェアリーで殴るのに邪魔。しかも、難波いのりは不要と考えてパワーカードに回してしまったし。
 しばらく、イレイザー工作員のみで殴る。相手もパームをプレイする。
 とうとう、相手はスターフリゲートを支配。ドローを抑制に入る。が、こちらは一向に難波いのりを引かない。
 こちらが2枚目のフェアリーを支配し、相手がスターフリゲートを2体支配したので、フェアリーで殴り始める。フェアリーをガードしてでじこを失えば、相手はドロー0で動けなくなると踏んだからだ。相手はデジコでガード宣言して1体は相打ちにするが、もう1体はそのままだ。
 このまま、相手が0ドローの状態で、こちらのフェアリーが殴る展開となる。さすがに相手は動けないと負けることを悟ったのか、勢力に出てきた3枚目のスターフリゲートをスターフリゲートでガードして相打ちにし、ドローを回復させる。
 が、時、既に遅し。相手は劣勢を挽回できぬままデッキアウトする。


3回戦目 黒ロッソステルス

 フェアリーで殴り、ダメージ判定で色々と黒くて良くないカードがいっぱい現れる。相手は、アクティブキャラクターの整理に追われる。
 ィアーリスの2段階目が見えて、かなり冷や汗をかくが、1段目は降臨せず、軽ブレイクとロッソで殴られる。
 彗爆もィアーリスも来なければ、何ら問題なし。フェアリーパンチは偉大なり。相手はアクティブキャラクターの整理に追われて、殴れる体制が整うまで、かなりの時間を浪費してくれたのだから。


4回戦目 オールSP

 相手のデッキをシャッフルしている時に気が付いて訊ねると、やはり全てSPであった。
 レダを出されて窮地に立つが、出ているアタッカーは結城望1段階目のみ。これならスルーしてOKだ。
 途中、エフェクトを1回使用してパワーが0となったレダがアタック宣言をしてくる。エレノールにパワーカードが2枚刺さっていたので、喜んでガード宣言をし、貴重な幽体離脱を使ってエレノールを生存させる。が、喜んだも束の間、2枚目のレダが降臨する。
 やはり、相打ちになるアタック宣言で怪しむべきだったのだろう。貴重な幽体離脱を浪費した格好になる。素直にエレノールと交換しておけば良かった。対戦後に訊ねると、やはり幽体離脱を浪費させるのが目的だったそうである。
 それにしても、ダメージで見える、攻撃力が4の連中が出てこなくて本当に良かった。
 と言うか、こういうデッキでここまで勝ち残るのだから、ちゃんとしたデッキで相手されていた、どんなことになったのだろうか?


5回戦 青ミナ×レダ タッチ黒

 後手を得る。
 相手は初手で風水師とタロットディーラーを支配。
 裏のターンにプチ”妖精の輪”を打ち込む。いや、難波いのりを置いただけなんですけどね。
 次のターンに相手は風水師とデ・ジ・キャラットも支配しようとする。勝利が半ば確定したのだが、ここで問題発生。対戦相手の友人とおぼしきギャラリーさんが「風水師とデジコにはパワーカートは挿せない」と助言してしまう。
 仕方ないので、これだけはジャッジを呼んで対処してもらう。
 この件で恐縮したのが、相手さんはミナをブレイク後にメトセラをブレイクという手順のプレイをしてしまう。どうやら、手札にメトセラがあったことに気が付かなかったらしい。
 そしてパワーカードフェーズ。レダに1枚、ミナに3枚と言う状況で最後のパワーカード1枚をどちらに挿すか迷っている。結局、ミナをフルパワーにしたのだが、多分、これは悪手だろう。こちら、青のアグレッシブキャラクターは星詠みであった。裏のターンには支配してガード要員を確保。
 後は、そのままドローアウトしてもらう。


準々決勝 黒赤アンドロイド+男アスリート

 今時、珍しく(失礼)アンドロイド。マリオネットタイドを警戒しつつゲームを進める。
 序盤はイレイザー工作員で果敢に殴っていくが、相手に黒ファクターが揃った時点でたたき落とされる。
 相手は、風水師に北辰、さらにウルドとエレノールまで支配して、早くもオーバードロー。スクルドを出して嫌がらせする。
 そして、黒も赤も充分にファクターが揃った状況で3コストが支払われる。マリオネットタイドを打つにしては、アンドロイドにパワーカードが残りすぎているな、と感じていたら、まさかの茶吉尼天経(早瀬あきら版)。ここでプレイミス。動転してスクルドまで捨て札してしまう。ヴァンちゅーを打つファクターが足りなくなってしまうではないか。スクルドがいない事は対戦相手に指摘された。一応、ジャッジを呼んで状況を説明し、どう処理すればよいか訊ねた所「お互いに気がつかなかったので、現状のままで続けて下さい」と言うことになった。んー、下手をすると、自分にとってスクルドが邪魔になったから過失を装って処分しようとした、とも受け取られ兼ねないよなぁ。まあ、スクルドによる被害は相手の方が圧倒的に大きいのだけどね。
 ちなみに、ここで対応してヴァンちゅーを使っておきべきか非常に悩んだ。相手の手札は3枚もなかったと思うが、結論としては、やはり使っておくべきであったと思う。
 一応、手札に来たカードの事を考えると、相手にウルドとエレノールがいるが、ダメージで負けることはない事が判明しているので、すこしだけ安心する。
 次のターン、相手はいきなりマリオネットタイドをプレイ。まあ、こちらもタイドを警戒しているわけで、最終ターンと言うこともあって、殴ってきたアンドロイトは、遠慮なく相打ちに取るつもりでいたので、判断としては正しいのだろう。
 殴ってきたエレノールを間違えて相打ちに取ってしまう等、プレイミスは幾つかあるが、なんとかうち勝つ。
 後で訊ねると、茶吉尼とタイドは1枚積みらしい。


準決勝 白赤パームリーパー

 順調にジャンケンに負けて後攻を得る。
 相手の初手支配はイベントコンパニオンと風水師とデ・ジ・キャラット。どう転んでもお得意さまなのだが、この位置で3段デッキはないだろう。となるとパームを警戒すべきであり、焼きやピュアメイドも推測できる。
 運良く、初手にグレイマルキンを発見。キネティックショットを喰らわずに展開できる。
 相手は2ターン目に風水師をピュアメイドにブレイクする。こちらにドロー+1キャラクターがいない状況でそれは悪手だと思った。加えて、風紀委員もブレイク。
『勝ったな』
 一応、ブライトウィングまで入っていて、毎ターンブレイクするという状況なったらさすがに接戦になるが、相手の支配キャラクターだけでドロー+3もしていれば、あっという間にデッキが尽きてくれる。そう言うパターンの戦いは、さんざん1号を相手に経験したので、なんとかなるだろう。
 実際は、デッキの残り枚数的に後1ターンしかないと言う状況でウィングをブレイクされたので、対応してヴァンちゅーと幽体離脱を打ち込む。相手は、ほぼチャージ出来ない状況なので、実質的にこれが最終ターンになる。
 が、ここでプレイミス。本体に通したウィングのアタックを、幽体離脱がかかっていないものとして処理してしまった。本来なら1点で済むダメージ判定を5点で処理してしまったのだ。つまり、自分で打っていた幽体離脱の存在をすっかり忘れていたわけだ。多分、その前のパワー2のウィングもガードする必要がなかったのだろう。
 この後、リーパーが出てきてプレイミスを本気で後悔したが、勝敗をひっくり返すには至らなかった。勝ちが見えている状況で気が抜けてしまう癖は何とかした方が良いだろう。
 途中、千早巫女が出ている状況で、コストを支払って(表返して)から何を使うか考えている場面が何度かあった。これはさすがにマズイので注意する。他にも、コストを支払おうとして持ち上げてから、思い直して戻したりとか。本来なら非公開情報であるパワーカードに回されたカードの内容を確認している用で嫌だった。実際、持ち上げたとき、こちらからカードの内容が何なのか確認できてしまったし。


決勝戦 ロッソステルス+ラファエル

 ジャンケンに勝ってしまい、先攻。
 相手のデッキが判らなかったので、シスターとイレイザー工作員を支配してエンド。
 相手はエンジェル系のイレイザーっぽかったので、彗星爆弾を警戒。1発目の彗星爆弾が落ちるまで、新たにキャラクターを出さず、イレイザー工作員で殴り続ける。
 さすがに相打ちになるガード宣言はしてこなかった。が、ラファエルが出てきてパワーカードが1枚さされる。次のターンには彗星爆弾の気配が濃厚なので、ケルビム”サキエル”を出して支配しておく。
 予想通りの彗星爆弾。その後、相手は手札を全てパワーカードに回して、ラファエルをフルパワーにする。
 ここで、こちらに寝ぼけたプレイング。相手には手札がないので、今引きのステルスシステムを警戒して、手札に温存して置いた欠陥アンドロイドを場に出してしまう。こちらの場って、ケルビム”サキエル”しかいないから、ステルスシステムなんて引いてもつけないのにね。
 が、相手はたった1体の欠陥アンドロイトの為に彗星爆弾。フルパワーのラファエルで一気に20点与えて決着をつけようと言う心つもりなのだろうか?
 徒然の如く、殴られて出てくるのはキャラクターばかり。それでも相手はガード要員がいない今の内に、と言うつもりか殴り続ける。2回・3回・4回は良いとして5回目? ラファエルにパワーカードが残っていませんよ。すかさず、グレイマルキンが場にあることを確認してから、ケルビム”サキエル”でガード。幽体離脱もかけることが出来ずに相打ち(こういう状況になるのは、幽体離脱を握っていつつもグレイマルキンを見落としているパターンが多いからそう考えたが、実際は彗星爆弾2連発の直後で青2ファクターはなかったと思う)。
 悪手がさらなる悪手を呼び込む結果になった。

 後は、ラファエルのパンチで並んだキャラクターを支配して順当に進める。星詠みもウルドも場に出ているし、フェアリーも支配して殴る。盤石の体制である。
 欠陥と彗星を交換したのが響いたのか、最後の方に打ち込まれたパニッシュメントの指定は青。確かに、並んでいる精神攻撃力持ち連中を一掃しないと軽ブレイクを並べて殴れないのだろうが、青いキャラクター除去は彗星爆弾で充分だったはず。試合後、周囲からは、勢力は緑を指定すべきであった、との意見が出たが、多分、結果は一緒。ウルドが消える分、延命できるターンが長いのと、フェアリーによる攻撃がなくなるのは大きい。が、結局はシスター・ゲブラー・グレイマルキンらのガード要員の壁に阻まれて、本体に攻撃は届かないだろう。
 黒はワントップデッキではないのだから、ラファエルを失ったのはまだリカバーの効く失策だろうが、彗星爆弾の無駄遣いが勝敗を分けたのだと思う。


 結果、関東A地区予選優勝。ブロックトーナメント全国決勝に駒を進める。


戻る