グランプリ2003(アルティメット・スタンダード)レポート

アルティメット

使用デッキ「カーリーにメタを張った黒の天使単デッキ」
4 風水師
2 トルバドール
2 ハイブリッド猫耳娘”デ・ジ・キャラット”
3 ノルン”ウルド”
4 猫天使
4 イレイザー・士官
4 プリンシパリティ
4 ソリストエンジェル
4 イレイザー・ドラグーン
2 ドレイク

4 エンジェル
4 デュナミス
3 ドラグーン・シンガー”ナュエハ・デォユ”
4 サイバーリンク
3 ネフィリム
2 エンジェル”ハニエル”
4 ステルスシステム
3 パニッシュメント

以上、キャラクター33枚、他27枚の計60枚

デッキ解説
デッキ名通り、カーリーチャームにメタを張ったデッキです。
ブレイクしていないキャラクターがファストの目標にならないと言うアビリティを持ったキャラが6枚と、ナュエハ・デォユが3枚。さらに、パワーカードがお留守になった悪魔分類キャラを奪うことを計算に入れたネフィリム。
黒はSagaI時代ほどは多くないと言う予想の下に分類的には天使単。同色対決を考えないならロッソやPSIボーグは不要である。
あと、ハニエルはドローアウト系の天敵なので入れてみた。まあ、コストリサイクル系の巫女デッキを相手にしたとき、ネミの巫女で止められないってのも大きな選択理由である。
とりあえず、アルティメットでも黒は闘えるって事実を多くの人が気が付く前に黒を使って勝っておこうと言う考えである。


1回戦目
不戦勝

暇なので、隣の席の2GOさんと練習試合。調整している時に仮想敵として使っていたカーリーチャームを使用する。が、相手は緑の使い方が上手なプレーヤー。あっさりと負けてしまう。
ここでちょっと自信を無くしてしまう。調整していた時、このカーリーチャームがほぼ無敵で、一時期はこのデッキで出ようとまで考えていたのだ。


2回戦目
緑モンスター分類ビートダウン

相手のデッキは緑でモンスター分類が中心らしいが、メイン勢力の緑がファクター事故を起こしている模様。
チャームやパワーコントロールを警戒しつつも、軽ブレイクで殴ってダメージと勢力にカードが貯まったところでパニッシュ緑。
後は黒の軽ブレイクで押し切る。


3回戦目
緑タッチ白猫デッキ

まず、先攻決めのジャンケンでチョキが3回かち合う。このまま延々とチョキを譲らない勝負をするのも嫌だし、さすがに4回目は変化するだろうと見越してパーを出すが、相手はチョキを出し続けていた。4連続チョキで押してきた相手に対して対してこちらは引いた訳で、この段階で負けた、って思ってしまった。トリプルクラウンの時も、年末犬掃除さんのブランシェやらロボやらが入ったけもの耳デッキを相手に同じ様な流れで負けている。
その感じを裏付けるかのように、初手からの動きに大きな差があった。相手はウェイトレスと豹司書を支配してエンド。こちらはプリンシパリティ放置でトルバドールとイレイザー・士官を支配してエンド。相手はウエイトレス・トレイニーをブレイクして順調に3ドローを確保するが、こちらは勢力に殴られて展開してもドロー0。ダメージばかりが蓄積していく。
それでも相手の仕掛けは遅いらしく、緑の軽ブレイクが出てくる程度。この段階で、相手が支払ったコストの中から妖刀村正を発見する。
こちらもダメージを大量に喰らいつつも、ナュエハ・デォユと風水師を得て、何とか戦える体制になる。ウエイトレス・トレイニーがパワー3なのを嫌に感じたので、デュナミスで特攻してファクターを削りに掛かる。東海林あたりをプレイされても嫌だが、妖刀村正を付けられて殴られるのがもっと嫌である。村正付きのワンパンチで即死しそうな程、既にダメージが蓄積しているのだ。
が、裏のターンに出てきたのは猫娘”真央・バースト”。
ここでジャンケンでチョキがかち合ったのを思い出す。相手は単に猫耳好きなのかよ!(笑)
こうなってしまっては、デュナミスを失ったのが悔やまれる。仕方なく、ハニエルをプレイし、膠着状態に持ち込む。相手は、ウエイトレス・トレイニーをブレイクしたので白ファクターが足りずに猫缶をプレイできないのだ。
が、しばらくすると相手は妖刀村正をプレイし殴ってきた。ハニエルでガードするものの、ペネトレイトで抜けたダメージで死亡する。

敗退したので、デッキを2GOさんに見せる。小悪魔ウェイトレスを入れると言うアドバイスを受ける。カーリーチャームをメタったデッキだったので、相手に奪われるカードと言う事で小悪魔ウェイトレスは考えの外にあった。確かに、自分のドローを処理できることを考えると良いかも知れない。


おまけ

同行したPULさんがアルティメットで4位になった。彼は、元々はマジック仲間であったが、練習相手としてアクエリに引きずり込んだ人物である。
今回は私の作成したデッキで出場した。そのデッキを紹介する。

使用デッキ「才能焼き」
4 ウェイトレス
4 イベントコンパニオン
3 水着少女
3 ヴァーチャルネットアイドル
4 タロットディーラー
4 マジカルエンジェル
3 トルバドール
4 アストロジスト
2 ハイブリッド猫耳娘”デ・ジ・キャラット”

3 ピュアメイド”和泉 はるか”
4 ブライトパーム”一色 真純”
3 スーパーアイドル”小鳥遊 ひびき”
4 アポストル
3 ウィッチ”ジリアン・マキャフリー”
4 死の印
4 ファラオの呪い
4 コンフュージョン

以上、キャラクター31枚、他29枚の計60枚

デッキ解説
トリプルクラウンの手前に調整していたデッキです。
メタ的には、SagaI時代ほどは黒が多くないと言う前提で組んであります。彗星爆弾でキャラが壊滅します。
詳細は、当時のレポを参照。


スタンダード

使用デッキ「よくある青単焼き」
3 羅盤士
4 ディーラー
4 パンクウィッチ
4 エンジェルシスター
1 紅薔薇の君
4 貴族
3 オペラ座の怪人
4 小悪魔ウェイトレス
3 バーキープ

1 コンジャラー
4 キディ・ウィッチ
3 トレーサー
4 黒魔術士”ステラ・ブラバツキ”
2 黒魔術師”ステラ・ブラバツキ”
3 ウィッチ”ジリアン・マキャフリー”
4 死の印
4 コンフュージョン
4 ポイズンクラウド
1 ディスプレイサー・クローク

以上、キャラクター30枚、他30枚の計60枚

デッキ解説
良くある青単の焼きです。
ちょっと一般的でないアレンジがあるとしたら、トレーサーの採用でしょうか。
カシオペア発売以前から使っていたデッキなので、ファイア・ウォール対策として採用されています。
が、同色対決の時などに、安定ファクターと思ってパワーカードを挿さずに放置されている貴族やオペラ座の怪人を奪ってファクターを削ることも考えての選択です。いわゆる死巫女などのタッチカラーで青を使ってくるでも、貴族なんかは採用されているわけで、それを奪ってファクターを削れるのは良い感じです。
問題があるとすれば、このデッキに入っているキャラ・ブレイクの大半は何らかのスキルを持っており、シンクロできるのはステラだけで、シンクロのスキルがあまり活かせられない事でしょうか。


1回戦目
黄青ジャマー&アーネスト

先攻
青キャラが事故気味。
1ターン目は、エンジェルシスターと小悪魔ウェイトレスを支配し、小悪魔ウェイトレスを勢力放置でエンド。
この時、手札に残す2枚の選択に迷う。1枚目はノータイムでコンフュージョンなのだが、2枚目をトレーサーにするかキディ・ウィッチにするか迷う。確率的にミスティックが出る確率の方が高いのでキディ・ウィッチを残す。
2ターン目。相手も事故気味。少年魔道師を2枚出して1枚を支配してエンド。
3ターン目。ここで青を2ファクターにして勢力の少年魔道師にコンフュージョンを打ち込む事ができれば勝利確定なのだが、出てきたのは貴族とバーキープ。引き続き小悪魔ウェイトレスを残し、他を支配してエンド。
4ターン目。相手は勢力チェック他でディーラーとソーディアンを得て、それらを支配してエンド。
5ターン目。こちらはようやく青が2ファクターになったのでコンフュージョンを打ち込む。当然、勢力の少年魔道師である。これで、相手の動きが鈍くなる。しばらくの間、2体目のソーディアンを支配するぐらいしか動けなかった。
が、こちらは勢力チェックで再びバーキープが出たことで、連鎖的にキャラが出てくる。ダメージもそれなりに痛い。当面の課題は勢力キャラを整理する事となる。ディーラーをキディ・ウィッチでブレイクし、残りのキャラクターを無理矢理に支配する。
が、勢力の整理を終えた裏のターンに、相手は少年魔道師をアーネストにブレイクした後、サンダーストームを打ち込んでくる。相手とすれば、自分のなけなしのディーラーを失ってしまうが、さすがにドロー差が開き過ぎなので、仕方のない選択なのであろう。こちらもかなりのパワーカードを失ってしまう。
などと思っていたら、そのターンに相手は女戦士もブレイクし、バーキープを出して支配してターンエンド。ドローの枚数で逆転される。が、女戦士にまでパワーカードを挿す余裕がなかった。
こちらはその隙を見逃さず、裏のターンにはコンフュージョンを打ち込む。そして小悪魔ウェイトレスを支配してエンド。
次のターンに、相手はまたも女戦士をブレイク。今度はパワーカードを2枚挿している。
こっちには、温存しておいた死の印を惜しみなく使用。
その後、2枚目の死の印をバーキープではなくアーネストに使用する。この段階で場にいたステラが殴れないのも問題なのだが、そもそも、精神力が高いのとエフェクトが不気味なのが嫌だったのだ。あのエフェクトはアーチャーなどのイニシアチブ持ちと組み合わせられると酷いことになる。特に耐久力の低い青に取っては、ね。
その後、相手がジャマーをプレイする。ジャマー自体は怖くないが、こちらのキャラの耐久力は最大で3。ファイア・ウォールを使われれば素通しになってしまう。
その裏のターン、こちらの手札には温存してあったトレーサーと今引きの紅薔薇の君があった。相手の場の状況は、ジャマーがパワー3で、他のキャラに合計で2枚のパワーカードがあった。相手のデッキにはホーリーランスが入っている。ここで両方だせば確かに安泰だ。が、次のターンだけ考えるとX=3のファイア・ウォールを打ってもパワーカードが2枚しかのこらないので、トレーサーは不要である。ここでは敢えてトレーサーを出さず、紅薔薇の君を支配するのみの留めた。そうすれば、次のターンはホーリーランスをプレイしてエンドと言う可能性がある。
次のターン、相手は動かず、パワーカード増やしてエンド。
さすがにジャマーのパワーが5になったので、トレーサーをプレイ。これでまた硬直状態になる。
そして今度はこちらがジリアンをプレイし、殴れる状態になる。相手はガード要員としてキャラの支配を始める。そして、相手の支配キャラが少なくなった段階で、ジャマーのパワーが5であるのを確認して、パワー2のステラ下段で殴る。相手はジャマーでガード。ここでトレーサーでシンクロによるアタックを宣言する。ジャマーとステラが相打ちとなる。
次のこちらのターンに、全てのキャラで攻撃を行い、相手のデッキを尽きさせて勝利を決める。


2回戦目
タッチ赤ヴァンパイアデッキ

後攻。 相手は小悪魔ウェイトレスと八尾比丘尼を支配。緑と赤、どっちが主体なのか判別に困る。
一応、こちらも初手は順調。
次のターンで相手はヴァンパイア・ハーミットをプレイ。赤いキャラは増えなかったので、緑アシュレイデッキのタッチ赤だと判明する。
こちらも順調に展開してジリアンをプレイするが、焼ける状況にならない。手札にポイズンクラウドやコンフュージョンが貯まっていく。
こちらがジリアンを出した裏のターン、相手はアシュレイをプレイする。一気に2段目までプレイされる。相手はパワーカードの挿し方を少し迷った後、アシュレイのパワーを4にし、他のキャラには横に挿してエンドする。うーん、アシュレイのエフェクトを考えると、1体くらいはパワーを2にしてくると思っていたのだが。
次のターン、こちらの手札にはポイズンクラウドが1枚とコンフュージョンが2枚。アシュレイにエフェクトを使用させた後、ポイズンクラウドとコンフュージョンを連打してアシュレイを焼く算段をたてて、ジリアンでアタック。
ここで何故かアシュレイでガードされる。当然、ジリアンだけ捨て札だが、アシュレイのパワーも0になる。ポイズンクラウドを1枚得した、と思いつつコンフュージョン。破魔札も飛んでこずに除去に成功したので、余ったコンフュージョンで小悪魔ウェイトレスを焼く。
次のターン、相手はヴァンパイア・ハーミットにパワーカードを2枚挿していたので、裏のターンで死の印。
後は圧倒的なアドバンテージ差で殴り勝つ。



3回戦目
極星タッチ青

先攻
こちらは順調に展開。
相手はディーラー・クルラコーン・ブロワーを支配してエンド。
こちらはステラ下段が出たが、相手は一向にブレイクを引かない模様。1/2/1のチャージを支配し続ける。
その後、少しの間、相手の青ファクターを削る攻防が行われる。相手の場にはディーラーと貴族がいて、こちらの手札にはポイズンクラウドとコンフュージョンがある。が、手札にあるブレイクはステラであった。場のステラ(パワー2)が邪魔なので、相打ちに取ってくれることを願いつつアタック。が、2回ともガードされず素通し。そんなにも青ファクターが重要らしいので、ポイズンクラウド→コンフュージョンでディーラーを除去する。
その次のこちらのターンでも、ステラがアタックする。見事、貴族と相打ちになる。ステラの2枚目をプレイ。
そして、しばらくは膠着状態になるが、相手は青ファクターを復活させて死の印をステラに打った。
そして、相手は大きなコストを支払った。1コスト・2コストまでは気にしなない。3コスト目を払った刹那はジャマーかと思った。しかし、相手は4コスト目を支払った。ファイア・ウォールだとしても、相手の場にはアタッカーになる大型がいない。何が出てくるかと思ったら、夏将軍”関羽”であった。デカッ。
まあ、こっちのデッキは精神攻撃キャラがメインなので凌ぐ分には問題ない。が、こちらかも攻めにくい。ジリアンをステラでサポートするかディスプレーサー・クロークを使うしかない。
当面の間は守勢に回る。ダメージとか捨て札されたコストとかから、相手のデッキにファイア・ウォールはないと踏んでいたが、関羽の圧倒的なサイズに押し切られそうだ。
で、お互いのデッキの残りが少なくなってくると、相手は細々としたキャラで殴ってくる。こちらは少し困った。ドローキャラへのパワーカードの挿し方がおざなりで、2/2/2な小悪魔ウェイトレスには挿してあったが、2/1/3な羅盤師には挿していなかったのだ。1/2/1をガードすると相打ちである。次のターンからは、羅盤師には2枚のパワーカードを挿すようにする。
相手のスーサイドアタックに対し、青ファクターを削ぎつつ、ドローキャラを減らさないガードを行った結果、相手のデッキの方が先に尽きる。最終ターンに相手はブレイン・ブレイザーを引いていた模様だが、青ファクター不足で使用できなかったらしい。


4回戦目
緑タッチ赤

後攻 早々に美晴下段がプレイされ、神楽鈴が付く。相手のデッキは緑がメインみたいだが、そちらには色気を出さず、美晴をフルパワーにして殴ってくる。
こちらは4枚積みのステラ下段を一向に引かない。ようやく下段を引き、それまで保持していた上段までプレイしてフルパワーでターンエンドしたが、もう手遅れの状態。こちらの場で青くないキャラはバーキープ1体のみ。
裏のターン、フルパワーの美晴を残し、細々としたキャラクターで殴ってくる。攻撃力2の連中を青いキャラで相打ちにしたり、本体に通したりしている内にダメージが9点になる。
この段階で、相手の場にいるパワーが挿されてキャラは、依然としてフルパワーの美晴下段とパワー1の羅盤師。こちらの場はフルパワーのステラ上段とパワー1のバーキープ。
ここで先に羅盤師がアタックしてきた。この1点を本体に通せれば楽なのだが、さすがにそんな勇気はない。ステラでガードする。その次に美晴がアタックしてくる。美晴を倒せない以上、バーキープを失うわけにはいかないのでステラ上段でガードし続ける。智拳印を握られていても困るからね。が、3回目でステラのパワーが尽きる。
4回目の美晴のアタック。これを本体に通すくらいなら、前の段階で羅盤師を通している。バーキープでガード。
相手はパワーが尽きたところで美晴をフルパワーにしてターンエンド。
こちらは2ドローという悲惨な状況。正に風前の灯火。さすがに挽回できず、次のターンには押し負ける。
ちなみに、羅盤師を通した場合はダメージではなく小悪魔ウェイトレスが出てきた。まあ、その場合は相打ち上等で美晴が殴ってきて、勢力フェーズに小悪魔ウェイトレスが殴ってくるのをガードできずに負けるだろうけどね。
もしくは、美晴の攻撃を全てステラでガードすることを考え、羅盤師のアタックはバーキープでガードするべきだったのか。そうすれば、1回も攻撃を通さず、こちらのバーキープも生き残る。
まあ、ここで1ドロー多かったとしても、チャージを担っていたキャラをブロックで失っていたので押し切れただろうけどね。



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