赤緑クリーチャーバーン


メインボード
Mountain 10
Forest 5
Karplusan Forest 4
Mishra's Factory 4
Thawing Glaciers 1
Strip Mine 1

Spectral Bears 4
Erhnam Djinn 4
Deadly Insects 2
Lhurgoyf 1

Wildfire Emissary 2
Lightning Bolt 4
Earthquake 2
Fireball 1
Hammer of Bogardan 1
Pillage 3
Shatter 2
Primitive Justice 1
Jokulhaups 1

Stormbind 2

Moss Diamond 2
Nevinyrral's Disk 2
Black Vise 1
Zuran Orb 1

サイドボード
Seeds of Innocence 1
Crumble 2
Tranquil Domain 2
Stone Rain 1
Red Elemental Blast 2
Pyroclasm 2
Anarchy 1
Lodestone Bauble 1
Serrated Arrows 1
Sand Golem 2

・全60枚+サイドボード15枚

12月末の大会に向けて組んだデッキ。メタゲームの結果、完成したものである。が、予選を突破したものの決勝で惨敗したから、メタゲームで勝っているかは微妙なラインである。
最も流行していて警戒すべきなのは何か?それは、ミラージュで強化された色である。それは、チューターのある白と青である。
では、どんな青白を警戒すれば良いか。まずは、チューターを充分に活用すると強化されるデッキだ。これは、Winter Orbなとのアーティファクトロック・ターボステイシス・MillstoneかHowling Mine+Island Sanctuaryのライブラリ破壊デッキなどである。で、これらのデッキのキーカードは、白チューターで引いてこれるカードであるアーティファクトである。だから、アーティファクト対策が必要となるであろう。
また、Strip Mineが制限となったので、これまでのまして土地が破壊しにくくなった。だから、強力な土地を利用するデッキも強化されるであろう。すなわち、Kjeldoran Outpostを使ったデッキだ。それも、ウイニーの強化で入っている奴やカウンターで守るタイプだ。青白のアウトポストデッキも警戒すべきであろう。充分な土地破壊能力と、効率の良いクリーチャー除去手段、また、トークンを強化するCrusadeやAngelic Voicesなどの強化用グローバルエンチャント対策も必要であろう。
次に警戒するのは、赤の火力で除去して、Deadly Insectsで殴るデッキ。これは、クリーチャーレス相手には火力が本体に向かうだけなので、なかなか合理的で強いデッキだ。11月に宇都宮で開かれた大会では上位を独占していた。Deadly Insectsがちゃんと除去できるようにしておこう。
あとは、僕自身が9月の大会で使ったアーニケドン。特に、Qエルフやダイアモンドの登場でArmageddonが使いやすくなった。でも、それは相手もArmageddonに耐性ができると言う事でもある。青のチューターでArmageddonを引いてくるのは強いかな、と思っていたが、威力が落ちたので僕はやめてしまったが。
Hymn to Tourachが制限となったが、黒も脅威ではあろう。特にNecropotenceやPoxは使い納めとなるので、警戒しておくべきであろう。
と、言うことで、結論としてこういうデッキとなった
大会の結果(’96TYPEIIファイナルビックトーナメント)

予選(スイスドロー7回)
1回戦 白緑 ○−○−○で3勝
初心者の方でした。デュエルするのも初めてだそうで、タップ/アンタップにルーズだし、インスタントの使い方も下手でした。時間切れで3戦できるか心配であった。

2回戦 青白黒ターボステイシス ×−×−○で1勝2敗
早速仮想敵とあたる。でも、2ターン目Howling Mine、4ターン目Kismet、5ターン目Stasisを2回もやられれば、勝てる訳もない。かろうじて3戦目を取っただけだった。

3回戦 青白Kjeldoran Outpostデッキ ×−×−○で1勝2敗
Thawing Glaciersを4枚入れて運用することで、ライブラリから土地を抜いて圧縮する。その為、Adarkar WastesやMishra's Factoryも入っていない。充分な量のカウンターや除去手段を引かれて、的確に運用してくる。うーん、強い。なんとか1本取れた。

4回戦 白緑青Armageddonデッキ ○−○−○で3勝
こちらがJokulhaupsを使うデッキでもあるのでArmageddonには耐性があるプレイングをしており、問題はなかった。クリーチャーやアーティファクトの高速マナでの巨大クリーチャーに泣かされたが、火力で押し勝った。

5回戦 白青Kjeldoran Outpostデッキ ○−○−○で3勝
ウイニーの入ったアウトポストデッキ。仮想敵なので問題なく勝てる。Phyrexian War Beastまで入っているのには驚いたが、土地の補充能力の高いアウトポストデッキならよい選択なのだろう。

6回戦 白赤(緑)重除去ライブラリ破壊デッキ ○−○−○で3勝
大量のアーティファクトマナを用意してArmageddonを打って時間を稼ぎ、Millstoneでライブラリを削るか、火力で焼き殺すか、Titania's Songを使って殴るかするデッキでした。こちらの大量に入った対アーティファクト呪文、特にNevinyrral's DiskとSeeds of Innocenceが効いて勝った。

7回戦 赤(緑)ゴブリンシュート 協議引き分け(実際は×−○−×で1勝2敗)
Karplusan ForestとCity of Brassから緑を出してTranquil Domainを打つ以外は、ほぼ赤単のゴブリンシュート。単純なだけにやはり強い。

決勝(スイスドロー6回)
1回戦 青白Kjeldoran Outpostデッキ ×−×−○で1勝2敗
相手はシード選手の高幣さん(5回東京大会4位)。今回も3位でした。
Control MagicとIcy Manipulatorでこちらのクリーチャーを的確に処理し、カウンターで守られたKjeldoran Outpostで殴る。ジンには充分な対策をしてきた、との事で、こちらも青白キラーとして組んだつもりだったのに、明らかにデッキが負けていた。やはり、ローカルエンチャント対策を切るべきではなかった。
かろうじて取った1勝は、初手バイスで取ったもの。こいつが来年より禁止になって本当に良かった。

2回戦 緑単クリーチャーデッキ ×−○−×で1勝2敗
相手は、これまたシード選手の石井元気さん(5回東京大会準優勝) クリーチャーは質量とも半端ではなかったが、こちらも負けてはいないはず。で、火力がある分、こちらが有利のはずであったが、1本目は火力を引けずに負けた。あと1撃と言うところまで追い詰めたのに。
結局、これが最後まで響いた。惜しい事をした。

3回戦 黒赤捨て&バーンデッキ ×−○−×で1勝2敗
今度の相手は、シード選手ではないが、かの朱鷺田氏であった。こちらが赤緑なだけに、なんとなく「ドミニアへの招待」の記事を思い浮かべてしまった。
大接戦であったが、最後はDark Ritual*2からの十数点Fireballで突然の負けを食らった。黒のマナ補給能力は侮りがたし。

4回戦 赤緑クリーチャーバーンデッキ ○−○−○で3勝
さすがにこのレベルまで相手が落ちれば楽勝である。デッキの完成度で勝っている上、弱点を熟知しているので的確な行動が取れる。

5回戦 緑白AnkhCauldronデッキ ○−○−○で3勝
対策が万全なだけあって、アーティファクトロックには負けはしない。それも、Storm Cauldron+Ankh of Mishra程度の緩いロックでは。

6回戦 ネクロなし黒単デッキ ×−○−×で1勝2敗
2ターン目にDark Ritual*2でIhsan's Shadeを召喚された。さすがにこんなに早くては対処できない。やはりDark Ritualは侮れない。

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