出演声優に関する考察


「ときメモ」に出演した声優陣は、今となっては有名な人気声優であるが、 発売当時は無名の新人であった。私はこの事に開発スタッフのこだわりを 感じる。
つまり、安直に人気声優を使わない事で、どっかで聞いた声になる事を避けて いるのである。確かに、人気声優を使えば、その声優の人気でソフトの売り上げを 伸ばす事ができるだろう。しかし、それをおこなうと、その人気声優が演じている キャラクターに、その声優が持っているイメージが付与されてしまい、作品の 中で描かれている内容に悪影響を与えてしまう。
事実、私が製作者として声優を選択するのなら、以下の感じで行なうであろう。 人気声優をふんだんに使うことで、ゲームに手を出してもらうモチベーションと する戦略があからさまになっている。

藤崎詩織:三石琴乃
如月未緒:久川綾
紐緒結奈:冬馬由美
片桐彩子:水谷優子
清川望:日高のり子
虹野沙希:林原めぐみ
古式ゆかり;井上喜久子
鏡魅羅:高田由美
朝日奈夕子:横山智佐
美樹原愛:かないみか
早乙女優美:大谷育江
館林見晴:国府田マリ子
伊集院レイ:緒方恵美

(しかし、キャラクターのイメージが壊れる、とか言う苦情のメールが殺到しそうだな)

話を、本来のキャストの方に戻すと、この手法には1つだけトンデモない欠点がある。 それは、新人の声優ってのは演技が下手だと言う事である。特に誰が酷いかは この場では言及を避けるが、聞くに耐えられず、音声カットをしてしまいたくなる キャラクターがいるのも事実だ。
こんな事態を避ける為に、きっちりとオーディションを行なって、演技の下手な人を 振り落せば良かったのですが、そうでない所を鑑みるに(「ときメモ」の声優選択は) 単にギャラが安いからと言う予算上の要求で新人を採用したと見るのが妥当な所でしょう。


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