○エクステンデッド編
 メタゲームは前回とほぼ同じ。ただ、前回の優勝がBuried Aliveデッキだったので、それに勝てるようにしないとならない。という訳で白によるコントロールが有効であろう。StoPによるクリーチャー除去と、Gerrad'sWisdomによるライフ獲得、そしてCOPで、バーンやBuried Aliveデッキを封じてしまおう。また、青のPropagandaも魅力である。
 よって青白が決定する。青白ならデッキはただ1つ。カウンターポストしかない! 以前、制限時間40分だから、遅いデッキはいないと書いたが、1−0−0時間切れで全勝すればよいと割り切って、遅いデッキにする。サイドも、勝つためというよりも1勝を守るためにさらに時間を稼ぐカードを選べばなお良い。そういうわけで、カウンターポスト用にカードを集めていったのだが、当日までにカードが届かないと言うハプニングが発生(Outpostはあるが、肝心のThawingGracersが4枚にならなった)。よって急遽デッキを変更。明け方の30分でデッキを組み、サイドボードも適当。あんまり参考にしないでください(笑)
メインボード60枚
12 Plains
 4 City of Brass
 2 Undiscovered Paradise
 2 Kjeldoran Outpost

 4 Howling Mine
 2 Scroll Rack
 4 Icy Manipulator
 3 Winter Orb
 3 Marble Diamond
 1 Moss Diamond
 1 Sky Diamond
 1 Mox Diamond

 3 Gerrad's Wisdom
 2 Armageddon
 3 Wrath of God
 3 Swords to Plowshares
 2 COP:Red
 2 Disenchant

 3 Propaganda
 2 Lightning Bolt
 1 Titania's Song

サイドボード15枚
 1 Wrath of God
 1 Serrated Arrows
 1 Aura of Silence
 1 COP:Red
 3 COP:White
 3 COP:Black
 2 COP:Green
 3 Pyroblast
いわゆる、「ホワイト・トラッシュ」である。勝ちパターンは3つ。1つはアウトポストからのSoldierトークンで殴る。2つ目はライブラリアウト。そして3つ目は、 Titania's Songでアーティファクトをクリーチャーにして殴る。ライブラリアウトはあんまり考えず、殴り勝つ事を念頭に置いていたら、うっかりGaea's Blessingを抜いてしまった。

○戦績
・1回戦目
 対戦相手は主催団体の安西さん。デッキはカウンターポスト!
 インテンショナル・ドローにしようか迷ったが、2−0−1では優勝できないので、これを決勝と思って戦うことにする。
 だが相手は、山梨ではレベルの高いのデュエリストで、ここの大会ではスタンダードのヘッドジャッジを担当する人物。辛い。ひたすら辛い。何が辛いかってForce of Will。つい、スタンダードの感覚でタップドアウト=何もできないと思い込んで行動し、ピッチスペルをまともに食らってしまう。味方だと頼もしいアイツが、敵に回るとこうも嫌らしいのか、と言うことを実感する(笑)。
 なんとかWinter Orbを置き、Armageddonを通してKjeldoran Outpostを一掃する。だが、Feldon's Caneを出されたので、ライブラリアウトでは勝てない。殴り勝とうににも、残ったアウトポストトークンが邪魔。淡々とターンが進行していく。
 そして、ライブラリの底にあったのがなんとTitania's Song。どうりで今まで出なかったのね。Armageddon後に貼って勝負を決める・・・と、思ったらScroll Rackでライブラリを回復させるのを忘れて、次のターンにライブラリアウトで負ける。
 2戦目に決着がつくはずもなく、そのまま時間切れ。
 聞けば、Disenchant系を入れ忘れたとのこと。バーンやウイニー相手なら問題ないけど、このデッキが相手では辛いでしょう。
 マッチ0勝1敗:総合0勝1敗

・2回戦目
 敗北と疲労で失意の中、席に着く、今度の相手の年齢は低い。楽に勝たせてもらえるかと思いきや、出てきたランドは島と平地。また青白である。
 だが、労せずしてマナ拘束に成功する。あとはこっちのペース。アーティファクトをどんどん並べて、時々出てくるAir ElementalはStoPで除去し、最後にTitania's Songを貼る。最大瞬間風速35ダメージで相手を驚愕させる。
 2本目も同様な展開。アウトポストはおろか、Willさえ出てこない。聞けば、スタンダードのデッキだとのこと。
 マッチ2勝0敗:総合1勝1敗

・3回戦目
 今度の相手もまた青白。しかも、カウンターポスト。いやー、僕と同じメタゲームをした人が多いのね〜。
 苦しい戦いであったが、IcyPrisonと戦うのは初めてらしく、それにとまどっているうちに殴り勝つ。2戦目途中で残念ながら時間切れ。
 話を聞くと、アウトポストを2枚しかもっていないらしい。それで、2戦目で初手に2枚とも抱えているときに、ショッカーの攻撃を食らって攻撃手段を失い、そのまま負けてしまったそうである。うーん、アウトポスト2枚のカウンターポストって、ACAP香港予選に持っていった昔の僕のデッキを思い出してしまうなぁ。またカウンターポストが確立されていなかった頃で、単なるエンドカードだと思って2枚に押さえてしまったけど、あれはやはり4枚必要なカードである。
 マッチ1勝0敗:総合2勝1敗

 2勝1敗は多数いたようだが、デュエルが3勝1敗だったので運良く3位に滑り込む。賞品は・・・FE,HL,CH(泣)しかもU1を1枚も引かなかった。その上FEコモンにHymnとかも入っていなかった。寒すぎる。
 ちなみに、2位は1回戦目に当たったの安西さん。全勝だが、デュエル数の差で負けたらしい。で、優勝もやはり主催者団体の方。こちらはCart of Armsを使ったフェアリーデッキだそうです。そういう説明しかしてくれなかったけど、その正体は何なんだろう?

○スタンダード編
 前回の停滞敗北を教訓に、なめたメタゲームを破棄。真面目に現在のスタンダードのメタゲームを行う。
 選択肢は3つ。nWo・赤バーン・ユーロブルー。スーサイダー・ブラックや3WCも考えたが、同キャラが多いと踏んだので最初から破棄。ユーロブルーはコントロール系なので赤バーンやスーサイダーに勝てないので却下。nWoも悪くないが、Comes into Playの処理に関して、この大会で使うには問題がある事が判明しているので避ける。よって 赤バーンを組む。いつも青いデッキを組んでいたので、この選択は意表を突けるだろう。
 できたのが以下のデッキ。だが、赤バーンの割に瞬発力に欠ける。なんとも中途半端なデッキである。

メインボード60枚
14 Mountain
 4 City of Brass
 3 Quicksand
 1 Maze of Shadows

 4 Shock
 4 Incinerate
 3 Earthquake
 3 Fireblast
 2 Hammer of Bogerdan

 4 Jackal Pup
 4 Mogg Fanatic
 3 Fireslinger
 3 Suq'Ata Lancer

 1 Forsaken Wastes

 4 Cursed Scroll
 3 Scalding Tongs

サイドボード15枚

 1 Undiscovered Paradise
 1 Maze of Shadows
 2 Forsaken Wastes
 3 Phyrexian Furnace
 4 Slight of Mind
 3 Pyroblast
 1 Shattering Pulse
○戦績
・1回戦目
 相手は緑単のセニョールストンピィ。
 大きいクリーチャー多くて辛いのだが、タフネス4を越えるクリーチャーが少ないので何とかなった。だが、2本目はアンタッチャブルなPincher Beetlesを除去しきれず、Overrunを決められ、1ターン差で負ける。
 マッチ2勝1敗:総合1勝0敗

・2回戦目
 対戦相手は、何と前回優勝者の名取さん。デッキは前回同様にスーサイダーブラック。
 いきなり、前回の決勝戦の再現である。エクステンデッドの1回戦目と言い、何か主催団体の悪意を感じるが、厳正なる抽選の結果だそうである。
 今回のデッキは、スーサイダーブラックを仮想的にしてあるので有利なのだが、さすがは前回優勝者。1デュエル落としてしまう。だが、何とかマッチはもぎ取る。
 マッチ2勝1敗:総合2勝0敗

・3回戦目
 苦難の2回戦を何とか乗り越えたが、試練はまだ続く。今度の対戦相手は平さんと言う方。この大会のボスキャラの1人である。しかも、以前に対戦したときは負けている。何か主催団体の悪意を感じるが、厳正なる抽選の結果だそうである(笑)
 しかもデッキは、緑単でぶどう園を置くランド破壊+ドルイドの誓いでスパイクを呼ぶ・・・つまり、ACAPで中村さんが使って優勝したデッキである。こちらの赤単とは相性がすこぶる悪い。
 こんなデッキ、メタゲームの対象外だよ〜。しかも、山梨の大会でこのデッキを知っていて、しかも的確なプレイングができる人なんて滅多にいないから、無視したのに〜
 1本目。 Forsaken WastesとCursed Scrollが出たので何とか勝つ。
 で、サイドを見る。そこには、エンチャント破壊なんてものはなかった・・・
 巻物はオラウータンに割られ、火力はNull Broochに弾かれるとあっては、為す術もなくマナ焼けするしかなかった。
マッチ1勝2敗:総合2勝1敗

4回戦目
 早々と1敗してしまった。ここの大会、全勝と1敗の間ではレベルの格差がかなり大きい。文句を垂れつつも、山梨でもトップレベルのプレーヤーとの対戦は非常に楽しかったのだが、1度でも負けると、後は消化試合である。
 今度の相手は白ウイニー+赤バーン。ちゃんと作ってあるなら、かなり分の悪い相手である。
 1本目、プロテクション赤クリーチャーが3体並ぶ。で、除去しきれずに押し負ける。
 サイド後、早々とCOP赤を貼られる。やはりプロテ赤がいたが、1体なので放っておいたら、なんと“浄化の鎧”がつく!
 こいつは確実に除去しないとならない。幸い、相手はタップドアウトだったので、巻物を起動後、ショックと火炎破を相手に叩き付けて手札を1枚にする。
 後はもう、こちらのペース。サイド後の2本を連勝する。しかし、サイドで入れた書き換えカードは全く引かなかった(泣)
マッチ2勝1敗:総合3勝1敗

5回戦目
 今度の相手は小中学生ぐらいの子。デッキは赤バーン。
 こんな同キャラ対決ほど嫌でつまらないものはない。引きゲームになってしまう。
 1本目はハンマーや巻物を引いたので勝つ。
 2本目。1ターン目ゴブリン召還。3ターンに目には巨人の力が2枚付いて5/5になる。そんなの勝てるか!
 3本目。サイドと入れ替えて2枚に減らしたはずの真鍮の都をはじめから引く。これでチクチクとダメージを食らっていた所にPoPを打ち込まれ4ダメージ。それに続く火炎破の連発であっさり負ける。
マッチ1勝2敗:総合3勝2敗

 優勝は、榊原(弟)。デッキはEX前バージョンのnWo。ちなみに兄の方は今回参加していませんでした。そして、2位が3回戦目の相手である平さんでした。