日記(2003年6月)

過去の日記
30日(月)

ちょっと気になって調べたの件がある。
SagaIIになって勢力フェイズの処理が変更された。それに関して、正しくない認識が広まっている様なので、注意を喚起したいと思う。
事の発端はタウロスで新登場したキスマークと言うカード。これの使い勝手に関わる問題で揉めそうになった。
『勢力にキャラクターが居ない場合は勢力フェイズがなく、レスポンスする機会がない』
『アクティブキャラクターが▼を持っていない場合はレスポンスが出来ない』
これらの意見は間違いである。
勢力にキャラクターが居ない場合は勢力フェイズがないと言う話は、ルールブックP22の説明が根拠だろうが、QA-1820で明確に否定されている。P22の「勢力フェイズでは何も起きない」と言うのはP38で説明した詳しい手順に従った場合に、何も起きないというだけの話に過ぎない。つまり、少なくとも勢力フェイズの終了宣言にレスポンスしてキスマークを使えるタイミングが存在する。
また、アクティブキャラクターが存在し、▼を持っていない場合は「アクティブキャラクターがアタックを行わない宣言」が行われる。これに対してレスポンス可能なのはルールブックのP40に明記されている。
なお、勢力パーティにキャラクターが存在しない勢力に対して、勢力チェックが行われて「アクティブキャラクターがアタックを行わない宣言」が行われるかどうかは、明確な記述がみつからなかった。が、勢力チェックが行われていて「アクティブキャラクターがアタックを行わない宣言」が行われると考えて問題ないと思う。

で、SagaIからの変更点とは何か。
これは、E.G.O.の勢力チェックの前にターンプレーヤーがファストやエフェクトを使うタイミングが消滅した、と言うことである。SagaI時代にはE.G.O.の勢力チェックの前にスキルを消すエフェクトを使用して▼を消すことが出来たが、SagaIIになってからはコレが出来なくなった。他の勢力は、E.G.O.の勢力チェックにレスポンスして使えば良く、これは今まで通りである。つまり、SagaII移行に伴うルール整備でE.G.O.がちょっとだけ弱体化していたのだ。

そう言う訳で、大会などでキスマークなどを使う際には、相手に間違えたルールを主張されないように注意が必要であろう。


24日(火)

色々な所で話題になっているエキストラパックの話。
アクエリアンエイジの世界に、ブロッコリー以外のメーカのアニメ・漫画・ゲームのキャラが参入すると言うことで、賛否両論がある。
原作が好きな人がアクエリを始める契機になる、と言う意味で私はエキストラパックに賛成だ。これを機に、綾波育成計画が好きな友人にアクエリを奨めようと考えている。 もちろん、商売のあざとさに反感を持つのも当然の反応だと思う。新規に出るカードがGGF同様にバニラのキャラだけなら良いが、チャージ1なんて持っていた日には大変な事になると思う。もっとも、過去のプロモを見るに、正規のエキスパンションに入らないカードに実戦的な能力を持たせるような事はしないように思われるので、その点はブロッコリーを信頼している。

で、他に良く見かける意見として「アクエリアンエイジの世界観が壊れる」と言う反対意見がある。私はこの種の意見に疑問を持つ。
アクエリの世界観ってのは、例えば『指輪物語』とか『クトゥルフ神話』みたいに、1から全てを独自に創作した訳ではない。阿羅耶識やダークロアなどを見ると、日本やインドや北欧などの世界各地の神話・伝承に登場する神や英雄を実在のものとしている。E.G.O.やイレイザーを見ると、SFとか超能力物とかサイバーパンク物とかに登場する一般的なアイデアを実在の物として扱っている。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの教典に登場する天使などを地球外から来た存在としているが、これも宇宙人系のオカルト業界では普遍的なアイデアである。
つまり、他の人間が創作したアイデア・存在を実在のものとして扱う、と言うのがアクエリの世界観の根本的な部分にあるのだ。それを考えると、今回のエキストラパックによって他の作品の世界がアクエリの世界に実在する事となっても、何ら不思議はない。
何故なら、この話は別の所の掲示板にも書いたのだが、正規のエキスパンションに入っているカードにも、他の作品を出典としているものが多数ある。代表的な物を挙げれば、コナン・ドイルの一連の『シャーロックホームズ』に登場した「ジェイムズ=モリアーティ教授」、シェークスピアの『真夏の夜の夢』に登場した「ティターニア」「オベロン」、、トールキンの『シルマリル物語』に登場した「シルマリル」、などがある。
外国の小説や劇が出典なら良くて、現代日本のアニメ・漫画・ゲームがダメと言うのは変な理屈だと思う。それは、単に出典の作品を知らない・嫌い・気に入らないで否定しているだけではないだろうか?
もちろん、アクエリと出典の両方が好きで、それぞれの作品を尊重するが故に、2つを安易に融合させるのが許せない、と言うのであれば、それはそれで正しいと思う。
ただ、私の意見を付け加えるなら、アクエリは古今東西の色々なところからカードの出典を引っ張ってきていて、それを探すのもアクエリの楽しみの1つだと思っている。この話をした際、私がカードの出典を色々と知っている事に対して「博識ですね」と言われたが、何のことはない。カード名でネットを検索して出典を調べただけなのだ。カードの出典を知ることは、デッキのアイデアを1つ仕入れる事に繋がる。ネタデッキ・ファンデッキ・テーマデッキと呼ばれる類のデッキになるのだが、ガチのデッキでガチのプレイをして勝敗を競う事だけがアクエリをする楽しみではない。
だからこそ、他の作品から出典を引っ張ってきているエキストラパックを「アクエリの世界観を壊す」として否定するのに反対なのである。


21日(土)

今日は用事で東京に行ったので、ついでに池袋に寄る。
服を買ったり、タウロスのシングル価格を調査したりするのが目的だったが、まずはゲーマーズ池袋店に寄る。アレキサンドライトが守護するゲーマーズを素通りする訳にはいかない。
アニメ版シスプリのDVD-BOXの宣伝として、新作OPがエンドレスで流れていた。
このDVD-BOXに収録されている作品は、テレビ放映時はBパート(後半)でのみ放映されていたアニメだったので、専用のOPがなかった。そう言う訳で、DVD-BOX専用に新調されているのだ。
粋な計らいに感謝して、じっくりと観賞しようと思ったが、店内BGMが思いの外に大音量で、せっかくの岡崎律子さんの歌声が全く聞き取れない。
うわーん、アレク様のイジワル〜
ちなみに、その時に流れていたBGMが、よりによって「まぼろし」。テレビ放映時のAパートOPである。勘弁して欲しい。
俺はこの怒りと悲しみを憤りをどこにぶつければ良いのだろうか?

まあ、ちょっとだけフォローしておくと、can/gooはそんなに悪くないと思ってる。てーか、単独で聞く分には良いと思っている。
ただ、シスプリの曲を作るのには適していない上に、放映された番組では岡崎律子さんと比較させられたのが不幸だったと思う。何となくプロデューサの悪意を感じる程である。

閑話休題。池袋には沢山カードゲーム屋がある。
非常に近い場所に固まっているので、シングル価格を調べるのには非常に便利だ。
そう言う訳で、何件か回っていると、イグニスでエルフマスターさんと出会う。どうやらその日に大会があった模様。知っていれば、もっと早く行って参加したのになぁ。かなり勿体ないことをしたと思う。



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