日記(2004年9月)

過去の日記
21日(火)

幾つかの場所で議論になってる魔切り・アブソの話。
ブロッコリーの新規参入者を増やす策が効を奏して、人が増えたけど魔切り・アブソが原因で定着しない、と言う現象が多く見うけられるようになった結果なのだろう。

私の意見は「レアなのはアリエナイ」。こう言う意見を聞いて、初めて気が付く俺もダメダメなんだけどなー。
少なくとも、ピスケス・アリエスのカードは魔切り・アブソが存在する事を前提としてデザインされている。だから、今更、魔切り・アブソを制限・禁止にしたり、弱体化させるエラッタは出せない。前提が崩れるのだから、同時に他のカードにも広くエラッタを出さないとならない。
で、タッチカラーで入るカードがレアなのはトレーディングカードとして好ましくない。魔切り・アブソはもっと酷く、これだけの為にタッチカラーする価値があるカードだ。
今までも高いレアは幾つもあった。でも、それらはタッチカラーで入るカードではなかった。だから、その色を使わない人には不要となり、トレードに出す人は居た。
が、魔切り・アブソはそうならない。みんな使いたいカードで手放さない。足りない人は皆、欲しがる。
この歪みが実戦レベルのデッキを組むのに必要なカード資産の水準を無駄に引き上げ、新規参入者が定着しないと言う形でしわ寄せを発生させているのが問題だ。
新規に参入した直後でカード資産が足りない場合、どれか1色を選び、他の色は切ってトレードすれば、1つのデッキを組むのに必要なカードは確保できる。が、タッチカラーで魔切り・アブソを使う選択肢は切れない。せいぜい、魔切りとアブソで二者択一をする程度だ。
他の強いレアが同じような騒がれ方をしないのは、そこが違うからだ。仮に、ドローキャラがレアだったら、同じように騒がれるだろう。いや、「レアゲー」が嫌われて、アクエリ自体が普及しなかったかも知れない。

環境が、その存在を前提としているカードで、タッチカラーでも入ってくるようなカードはレアにするべきではなかった。どんなデッキでも入りうるようなカードがレアに存在するTCGは普及しずらい。特に、シングル販売をしている店が存在しない地方ではこの傾向が顕著となる。

あと、改善手段として、構築済みに収録するなら、1回収録した程度では効果は薄いので、リーフファイトが「降霊術」と言うカードでやっているように、当面の間は、構築済みがでる毎に収録し続ける必要があると思われます。


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