メインボード 3 Cursed Scroll 4 Fire Diamond 4 Grim Monolith 1 Karn, Silver Golem 3 Masticore 3 Mishra's Helix 4 Temporal Aperture 4 Thran Dynamo 4 Voltaic Key 2 Worn Powerstone 4 Covetous Dragon 4 Wildfire 3 Ancient Tomb 4 City of Traitors 13 Mountain サイドボード 3 Boil 2 Shattering Pulse 4 Shock 2 Shard Phoenix 4 Thran FoundryDOJOのDecks to Beatに乗った奴から変更点は、メインボードには1枚しかない。Cursed Scrollを1枚減らしてMishra's Helixを増やしたのだ。これは、山梨の大会はクリーチャーデッキが多いけど、必ずしもウイニーと言うわけではないからだ。大半は5ターン位は動きのない、平和なデッキだからだ。そして問題となる上位陣は、自殺黒を除くと遅めのデッキである。よって、マナ拘束で何もできなくなるMishra's Helixを増やしてみたのだ。
1回戦目
相手は、小中学生くらいの子。今回は、マッチメイキングを操作していきなり山梨大のメンバーと当てられなかった模様(笑)。
1デュエル目。相手のデッキは、Dauthi SlayerにSkittering Skirgeと黒ウイニー風味の展開。こっちのデッキも順調で、Cursed Scrollでガンガン除去していってMishra's Helixでロック。相手は何も出来ずに負ける。
相手のデッキは自殺黒と予測。8枚は入る1マナ2/2を全く見なかったことを警戒すべきだったのだが、それが入ってなくてもTwisted ExperimentとHatred,Phyrexian Negatorなどは脅威である。Mishra's Helixなどを抜いてShockとShard Phoenixを合計6枚投入。
2デュエル目。相手は細々とシャドークリーチャーを展開して行く。これらを軽快に焼いて行くと、沼が5枚出た時点でNecrologiaで8枚ドロー。余って墓地に落ちたのはPhyrexian PlaguelordとVerdant Force他、生物多数。次のターンにLiving Deathで敗北。
デッキを読み違えていた僕は、大急ぎでサイドボーディング。入れたモノを全部抜いてMishra's Helixを戻しThran Foundryを投入。
3デュエル目。早々にThran Foundryが出る。こちらの生物が順調に殴って終了。
結果:2-1-0で勝利、マッチポイント3点獲得。合計マッチポイント3点
2回戦目
相手は、昼休み中のアクエリアンエイジに関する雑談をしていた相手だった梨大生。ちょっと嫌な気分になったが、ファンデッキだと聞いて安心。
1デュエル目。マナの出るアーティファクトは無いが土地が多めのまずまずの手札だったので始めたが、こちらがWildfireを打つ前に、Armageddonを喰らう。リカバーできずに終了。
Angelを並べるだけのデッキの様なので、負けたにもかかわらずサイドチェンジをせずに2デュエル目。今度は順調に回りWildfireを打つ。残ったプロテクション赤の天使をCursed Scrollで処分し勝つ。
Urza's Incubatorを見たので、3デュエル目前にShattering Pulseをサイドから入れる。ファンデッキとは言え、1マナで出てくる天使の群は悪夢に近いモノがある。
なんと相手はWildfire対策にSacred Groundを張ってくるが、Mishra's Helixとの2段構えのマナ拘束なので問題なし。Wildfireで天使を除去した後、予定通りUrza's IncubatorをShattering Pulseで割り、生物で押し勝つ。
結果:2-1-0で勝利、マッチポイント3点獲得。合計マッチポイント6点
3回戦目
相手は「裏切り者」えとぴー。以前、Megrim-Jarで優勝したことに味を占めたのか「Megrimを貼っておいて、相手のターンエンドにStroke of GeniusかSunderで手札を溢れさせる」と言うコンセプトのデッキを調整していた。それを知った僕は、数日前に誕生日プレゼントとして来栖川先輩のメタルカード(金メッキバージョン)と共に「天才のひらめき」をプレゼントしてやったのだ。
1デュエル目は、Energy Fieldで粘れるが、Wildfireを打って勝利。
Cursed ScrollをBoilに入れ替えて2デュエル目。ちなみに、このサイドボーディングで、今日、用意したサイドを全て使った事になる。手札は土地が山1枚だけだが、後はほぼ完璧な手札。2枚目の土地を引けばほぼ勝ちなので、そのまま続行。てーか、1本目を取っているのでここで落としても3本目があると言う安心感からでた油断だった。
こっちが土地を引かない間に、Sapphire MedallionとMemory Crystalが並び、3マナで土地とCapsizeされるようになる。そんな状況なら普通のデッキなら即投了なのだが、赤茶単はそうじゃない。2枚目の土地はAncient Tombだったのだ。Fire Diamondを置けるので、1ターンに2回のCapsizeでも現状維持となるのだ。だが、それも2枚目のSapphire Medallionが出てくるまでの話。最前手が判らぬままBoilを無駄使いし、望みを失い投了する。このまま粘っても、負けたら3本目をする時間がなくなりそうだったので。
3デュエル目はうって変わってこちらの理想的な展開。相手は勝ち目ナシと見て投了してくれた。
結果:2-1-0で勝利、マッチポイント3点獲得。合計マッチポイント9点
4回戦目
相手は顔なじみの子。カウンターだが、Hermetic StudyをHorseshoe CrabやMorphlingにつけるデッキらしい。
1デュエル目。Thran Dynamoが2枚あるのだが出せるのが3ターンくらいの後、と言う手札。要するにマナの出る軽いアーティファクトや、2マナを産む土地に恵まれなかったのだ。相手の場には島が並ぶ嫌な展開。運良くThran Dynamo2枚を置くことができたが、当分は手詰まりになりそうだった。手札にはWildfireと2枚のMishra's Helix。溢れるマナにモノを言わせてどれかを通そうかと思っていたら、相手がとんでもないプレイミスを犯してくれた。Morphlingを召還して土地をタップドアウトしてくれたのだ。
大喜びでWildfireを打ってMishra's Helixを置く。
2デュエル目は恐ろしい程に素晴らしい展開であった。Ancient TombからGrim Monolith,Voltaic Key,Thran Dynamo。次のターンもさらにアーティファクトを追加し万全の体勢であった。ここで相手はようやく土地が3枚。WildfireやMishra's Helixを置かれることを警戒したのだろう。ここで相手は自分のターンにRebuildを打ってくる。行きつけのデュエルスペースに出没する某梨大生が「赤茶単はこれで沈める」などと言っているカードだ。だが、これが全くの逆効果で、1ターン目と同じ展開で再び場にアーティファクトが並ぶだけ。しかも相手の場にはタップした島が3つだけだったので、Boilのおまけを付けてみた。これによって相手は完全に沈黙。悠々とMishra's Helixを置いて勝利。
結果:2-0-0で勝利、マッチポイント3点獲得。合計マッチポイント12点
5回戦目
この段階で全勝が5人。最初から予測されていた事なのだが、6回戦を終わったところで全勝が2人出る可能性が高かった。心配になったので主催者に質問すると「全勝が2人でたら、2人で優勝決定戦をする」とのこと。
相手は小学生くらいの子。ここまで勝ち残ってきたのだから侮れないのだろうか。デッキは極端な白ウイニーであった。普段はドラフトでしか見ないような1マナのクリーチャーが大量に並ぶ。
6ターン目あたりの手札が2枚ほどまで減った頃を見計らってWildfire。以後、相手は沈黙。これを2デュエル繰り返して勝つ。2デュエル目はプロテクション赤の生物が残ったが、Masticoreで除去。
周りで観戦していた身内から文句が出るほど安直な勝利であった。
結果:2-0-0で勝利、マッチポイント3点獲得。合計マッチポイント15点
6回戦目
ここの段階で全勝は3人。他の2人はnWoと赤単土地破壊である。はっきり言って、どちらにも勝てる自信があった。が、できれば面倒なので優勝決定戦はやりたくない。
ところが、ここで主催者が悪意のマッチメーキングの発動。僕は全勝対決ではなく、12ポイントのプレーヤーを相手にすることになった。10人ほどいる4勝1敗のプレーヤーのうち、最悪とも言える広との師弟対決となった。青が多い中にZvi BaRgAiNで突っ込み「1回戦目で負けた」と言っていたので、完全に安心していただけに、足下をすくわれた。
冒頭にも書いたとおり、Zvi BaRgAiNにあたることは考えていなかったので、対策であるSpellshockは入れていない。勝ち目は0である。
実際、なすすべなく負けました。
結果:0-2-0で敗北、合計マッチポイント15点
結果、5勝1敗の15ポイントでぎりぎり8位に滑り込んだ。
全勝対決の方はnWoが順当に勝ち、決定戦なしで優勝をさらった。ちなみに今回もやはり山梨大のプレーヤーであった。
2位は広と石部さん。石部さんのデッキもまた、Decks to Beatそのままの樽青。いずれも1回戦目を負けた後の5連勝。ここの大会は「面倒臭い」と言う理由でOPMを見ず、得失デュエル数を見る。また優勝と準優勝の間で賞品にあまり差が出ないこともあって、勝ち易きに勝つという見事な戦略だと言えよう(結果論だけど)。
5回戦目終了段階での全勝プレーヤーの最後の1人、赤単土地破壊を使っていた人は可哀想なことに入賞しなかった。この大会の形式では、最終戦の全勝対決で負けた方はほとんど入賞できないのだ。僕も何度か経験あるのだが、これは何とかして欲しい。