Nakajiの日記99年11月
27日(土)

 今日は珍しく飲み会に参加。
 山梨に帰ってきてからは、こんなイベントは初めてである。筑波にいた頃も、最後の2年くらいはそう言う場はなかった、と言うか嫌いなので避けていたので、下手すると5年ぶりくらい?
 面子はげーむ屋さんの面々。と言ってもそんな年齢なのは半分くらいだし、さらに都合がついた人は更に少なく、私の他は、店長さんPULさんイハン・ユーロさんの合計4人であった。
 これに加えて、店長さんの友人2人を加えて合計6人で飲む。店長さんの友人の方の内、一人はお店にも時々顔を出している方。もう一方は横浜の人らしいが、今日は「女神転生」の大会があってそちらに参加しに来た、との事。
 私はビールも日本酒もダメなのでカクテルで攻めることにした。カルアミルクは失敗だったが、ソルティドッグやスクリュードライバーなど、名前は聞いたことあるカクテルを頼んでみたらあまり外さなかった。
 あと、車エビの塩焼き2尾250円と言うメニューがあったので頼んでみる。コストパフォーマンスはなかなか良い。頭から殻ごと食べるとなかなか行ける。他の人は殻を外し、頭と尾を残していたけど。
 話題はゲームのことが中心となるが、酒が入っているので、若い連中を色々と下ネタでいびる結果になってしまった。
 閉店まで居座る。ここで店長さんの友人二人とは別れて、2次会にカラオケ。
 内容は、当然のごとく、ほぼアニソン縛り(爆)。一般人なPULくんは酷い目にあった模様。だが、店長さんと私では通じてもイハン氏には通じない、と言う歌が幾つもあって、世代差を感じる結果になった。


23日(火)

 アクエリアンコロシアム2参加レポート

・使用デッキの紹介
 アクエリアンエイジ最強の壊れカードである「りせっとちゃん」のファンデッキ(笑)。何と言ってもイラストは都築和彦先生ですから。私がこのゲームにここまで熱を上げたのも、ひとえにこのカードの存在があるから、と言っても過言ではない。

4 ウエイトレス
4 メイド
4 風水師
3 弓鳴りの儀
4 タロットディーラー
4 雪女郎
3 ハイブリッド猫耳娘“デ・ジ・キャラット”
4 ワーウルフ
4 人狼“飯塚秋緒”
2 妖刀村正
3 イドの怪物
4 サイボーグ
4 ナノボーグ
4 アンドロイド・タイプI
1 サイボーグ・ウォリアー
4 彗星爆弾
4 ちょー銀河こんぴーた りせっとちゃん
 ゲームエンド手段は、飯塚さんブレード。飯塚さんに村正を持たせるのだ。これにより、1ターンに24点のペネトレイト付きダメージを相手に叩き込む。基本的に付けたターンに決着を付ける。ペネトレイトなので、レジスト系は気にしないが、精神攻撃が辛い。その弱点を補う意味合いも込めて「弓鳴りの儀」を入れてある。
 基本的にドローを焼く戦術のデッキである。6枚の2ダメージ呪文はドローキャラを排除するために使う。特に阿羅耶識を焼く「イドの怪物」など「風水師」以外は焼かない。てーか焼けない。「弓鳴りの儀」もほぼ「タロットディーラー」専用だが、飯塚さんブレードで殴るために「ディアボリスト」や「魔女」や「女子校生“飛鳥玲”」を焼くのにも使う。
 また、「彗星爆弾」もこのデッキのキーカードの1つである。ドローやチャージ、ファクター稼ぎのキャラクターを一掃してくれる。実は、このカードを大量投入したおかげで、阿羅耶識メインのデッキが相手の時以外では「りせっとちゃん」を滅多に打たなくなった。
 で、リセットちゃん。本当に強い。1ファクター1コストで大量のカードアドバンテージを叩き出してくれる。てーか、序盤に大量のドローを並べられた時、それを一掃するのに丁度良い。また、阿羅耶識が各務さんや「式神弐式」や「荼吉尼天経」をきめてきた時、対応して一掃するのに必要である。阿羅耶識はカウンター能力が高く厳島さんがいると特に厳しいが、「りせっとちゃん」の軽さなら4連発して無理矢理に通すことも可能である。
 あと、コンボとして、「彗星爆弾」の後の「りせっとちゃん」と言うのもある。これは「りせっとちゃん」を使用した時のデメリットであるライブラリアドバンテージの差を埋める為の行動である。

・往路
 ホビーショップ「げーむ屋さん」の店長さんが運転する車で上京。あのお店で権利を獲得した山梨県在住のプレーヤー全員を連れていく。と言っても、残りは皆、山本さんをはじめとする梨大のサークルのメンバー。
 私は途中で拾ってもらう事になっていた。
 無事に拾ってもらって、中央高速道路のインターチェンジへ向かう。
 途中の会話から、私が出場に必要な書類を忘れた事に気がつく。即Uターン。
 慌てて書類を探し出し、今度こそ高速道路に乗り込む。
 道中、山本さんは喋りっぱなしであった。マジックの大会で入賞した時にいつも聞く、あの軽快なトークを2時間ぶっ続けで聞けた。楽しかった。内容は今日の大会のメタゲームに関する話が主だった。警戒するデッキタイプとして、りせっとちゃん系・飯塚ブレード系・ステルスウイニー系などを挙げる。で、私が氷上ステルスデッキの話をする。初耳らしい。
 そして、今日の大会がスイスドローではなくてシングルエルミネーションである事を山本さんに話す。こちらも初耳らしく、もっと驚く。
 そうこうしている内に首都高をおりる。都内の一般道を走り始めると山本さんが「東江戸川三丁目〜」などと歌い出す。このネタについて来れたのは30代の店長さんと私くらいだったらしい。さらに、会場がサンシャイン60である事から「キン肉マン」の話になるが、そこから「遙かメカ次元〜」と言う方向に走り出す(笑)。
 ようやくサンシャイン60の近くに到着。パーキングを探す店長さんを残して、先に会場を探す。会話をしながら歩いていて、適当な所に入って階段を上って全く人気のない所にでる。ようやく、誰も目的へ向かう道順を知らないことが露見する。改めて会場探しだ。途中、偶然にも店長さんと合流。紆余曲折があって、ようやく会場に着くと、すごい人の行列だった。
 だが、その列は一般入場者の列だった。別の所に大会参加者の列はあった。確認してから朝食兼昼食を取りにかかる。近くに見つけたファミリーマートで見繕って補給。10時会場で11時から試合開始という日程では、昼食の為の時間がないことを踏んでの選択だ。この推測は見事に的中した。

・試合開始前
 時間となってようやく会場。みると、一般入場者は物販に長い行列を作っていた。会場を一周するくらいの行列になっていた。みんなでじこファミリーのプレミアムパックが欲しいのだろう。
 大会参加者の方は200人程度なのだが、参加受付と物販の注文取りの2つの行列に並ばされた。ようやく全てを済ませると、もう大会開始直前となっていた。
 トーナメント表を見る。完全にランダムではなく、近い番号がある程度近くに配置されていた。下手をすると同士討ちとなる可能性が高い。
 1回戦目にはシードが幾つかあったが、幸か不幸か私には1回戦目があった。
 さらに、試合を行う席順が表の上から順番に振られていた。2回戦目はシードとの対戦になるのだが、その後は、前の回戦で席が隣だった相手と戦うことになる。これは偵察防止のため、試合時間いっぱいまで席に拘束させたことと矛盾してる。困った処置だ。

・1回戦目
 試合前、左右が関西のアートデザイア組なので、名札を見せて挨拶をする。
 相手はダークロアメインの飯塚/アシュレイブレード系デッキ。
 とりあえず、ドローを焼きながら相手の展開を見る。緑に濃いキャラクター配分とワーウルフの存在から、先手を打って飯塚さんをブレイクする。相手もアシュレイをブレイクして対抗。
 睨み合いが続くが、こちらの手札がテンパイになったので、りせっとちゃんを仕掛ける。その後、速攻で飯塚さんブレイクから村正装備と展開し、相手を殴り倒す。

・2回戦目
 相手のデッキは、うーん、よく解りませんでした(爆)。
 ドローキャラをガンガン焼いて、彗星で一掃して、飯塚ブレードをきめて、ディアボリストを弓鳴りの儀で落として、そう言う展開でした。

・3回戦目
 相手の方は、同行した梨大プレーヤーの方。同士討ちとなってしまった。
 前日調整をしたのでお互いにほぼデッキを知っている。同系統のデッキ。
 合計3発のりせっとちゃんを打ち合うが、飯塚さんブレードの威力で勝利。

・4回戦目
 相手のデッキはりせっとちゃんステルス。
 ステルスでこまめにダメージを与えては、適度にリセットをかます、と言う嫌なデッキ。ただ、こちらは彗星爆弾4発装備なので、相手の耐久力1のキャラクターは簡単に一掃できる。こちらに分がある筈であった。
 だが、フェアリーの攻撃により、2枚の彗星爆弾がダメージに落ちる。残り2枚。
 この間、2回ほどりせっとちゃんされたが、こちらも彗星爆弾を1回打つ。ライブラリもこちらが有利の筈であった。
 だが、最後の彗星爆弾を一向に引かない。彗星で一掃から、サイボーウォーリアーが殴って勝てる状況であったが、最後の1枚はライブラリの一番底にあった。
 場にあるドローキャラクターの数からして、次のターンでは引ききれずに負ける、と言う状況になったので「これで時間切れになったら投了しますので、長考させて下さい」と断って、あらゆる手を考える。次のターンを迎えて彗星爆弾を打ち込めれば良いのだが、相手の場にはフェアリーが2枚。こちらのダークロアはでじこと雪女郎。ちなみに、現ダメージは9点。残りライブラリは2枚。
 敗因は、緑ステルスのフェアリーに対する対策を怠った事だろう。最終的にセイレーンを抜いてしまったのだ。ダンピールでも持っていれば、状況は変わっていたのだろうけど。

・フリープレー、その他
 負けてしまったので、出場記念のプロモカードを受け取り、フリープレーのイベントへ。だが、イベント終了まで1時間も残っていなかった。
 とりあえず、プロモカードを貰える3試合をこなすことを目指す。
 やはり、全国大会のレベルと一般参加のレベルは全然違う。りせっとちゃんを打つまでもなく、ドロー焼きと彗星爆弾から飯塚さんブレードとなって24ダメージを貫通させる。
 残り時間が少なかった為に、ゲームをさせて貰えずに早々と決着が付いても相手は嫌がらなかった。むしろ、短時間で終わったことを喜んでいる位だった。
 それでも時間ぎりぎりで3試合をこなし、プロモをgetする。

 試合は続いていたので見学しようと思ったが、早めに帰れるように物販に並ぶ。アートデザイア組の方がいたので話ならが並んでいると、全国大会出場者は別の物販を用意する、と言われたので列を抜ける。
 出場者向けの物販は、会計と商品の受け取りが別々になっていて2度並ばされた。さすがにこれは1度にして欲しかったが、物販に割けるスタッフの数が少なかったらしい。
 並んでいると、一般入場者向けの物販のでじこパックが売り切れた、と言うアナウンスが流れる。と、同時に壁を蹴って暴れる人が出現。用意したパック数が3000個ぐらいだったから、朝から6時間かけて1000人も捌いていない計算になる。並んでいた人が何時間待っていたかは、ちょっと想像したくない。

 買い物を終えてフリープレースペースで休んでいると「ゲームかトレードしませんか?」と声をかけられる。実際、私は大会用のデッキしか持ってこなかったので、その旨を伝える。プレイするのは構わないが、イベントの方で全国大会と一般参加者の差を知っていたので、そのままプレイするのは罪悪感を感じたのだ。私のデッキは、デザイナーさんが嫌っている、コントロールして相手に好きなことをさせないデッキなのだか ら。
 相手さんもその事を納得したらしく、「じゃあ、そのデッキを見せて下さい」と言う方向に話が進む。で、色々と説明する。やはり、そのままプレイしなくて良かった。

・帰路
 日程を全て終え、全員が買い物を済ませたので会場を撤退。てーか、閉会式が終わったらすぐに撤収をかけられのには参った。
 途中でマクドで食糧を補給し、車に乗り込む。店長さんが食べ終わるのを待ってから首都高に乗り込む。
 ドライバーが眠らないように、話をしながらの帰りであったが、やはり山本さんが軽快なトークを聞かせてくれる。主に電源不要系のゲームの話題だ。と言っても、世代的についてこられる人が限定されてしまうのだが。しかし、銀河英雄伝説のボードゲームの話から、カードゲーム版の話になり、その説明で「モンスターメーカー風の」って言ったら「ミルボーンの事ね」と山本さんに返されたのには驚いた。そう言う表現で通じる人って滅多に見ないから。さすがである。

 無事、甲府にたどり着き、長かった遠征の旅は幕を閉じた。

 ちなみに、優勝はりせっとちゃんデッキ、イレイザーのブレイクを多めに入れてパニッシュメントをかますタイプだった。準優勝はりせっちゃんデッキ、スキュラなどに妖刀村正を持たせ、ライカンスロピーで補助するタイプ。以下、上位8名はみなりせっとちゃんデッキであったと聞いている。


19日(金)

 小学館が発行している子供向け雑誌:コロコロコミックの編集態度に関する疑問。
 この雑誌、男子小学生の遊び関してオピニオンリーダー的役割を果たしている。で、ここ半年程マジックの記事を掲載している。
 でも、その方針は小学生が遊ぶモノとしては方向性が間違っているように感じる。カラーページの紹介記事と連載漫画の2つがあるのだが、そのどちらもレアの目白押し。学生や社会人のプレーヤーでさえ、必要量のレアを使ったデッキを組めるのは限られているというのに。
 デッキ構築基礎とかメタゲームとかそう言う知識を与えないで、子供に「世界選手権で優勝したデッキ」と言うのを紹介したとしよう。どのように反応するか。「これが最強デッキだ」と言う事でみんなコピーしようとする。その結果、必要なカードに人気が集中する。今年のデッキは赤茶単。カイ・ブッデのデッキは基本地形以外にコモンを使っていないと言うレアリティの高いデッキ。しかも雑誌での紹介なので情報が遅い。小学生は既に充分、値上がりした市場価値を更に高騰させて同じカードを求める。実際、私の主催した大会に参加した小学生が、高校生でも組んでいないような、レア満載の赤茶単で参加していた。
 漫画の方も、あまり誉められた内容ではない。主人公が使うデッキはコモンの軽量クリーチャー主体で焼きが入っているという現代版のステロイドだ。これは悪くないのだが、決めカードとして入っているのがレアの「地震」2枚。まあ、この程度なら許容範囲だろう。でもって、このデッキが「神の怒り」によってボロボロに負けるというエピソードがある。その中に、周りのプレーヤー全員(もちろん子供)が、この市場価値の高いカードを大量に投入している、と言う描写がある。高校生や社会人のプレーヤーでも、本気でトーナメントに取り組んでいる人出もない限りそんなに持っていない。
 このエピソード、さらに問題なのは、この「神の怒り」地獄に主人公が打ち勝つ方法。普通なら、手札に来たクリーチャー全て展開するようなプレイングを改めるだけで充分に改善する。だが、そう言う基本的なプレイング技術を教示する訳でもなかった。2枚のレア「ガイアの揺籃の地」と「樫の力」で一気にダメージを与える、と言う方法で勝つのである。このレア、もともと人気が高いカードなのだが、この漫画が雑誌に載った後、小学生がみんな求めて来て価値が急騰しているのだ。
 今月の号には「金属細工師」をメインに据えた茶単が登場していて、その中で「役畜」と「蛇かご」と言うコンボが使われている。この辺のカードはそんなに強いカードではないので元々の人気は低いが、この漫画に登場したことで人気が沸騰するだろう。やはり、どれもレアなので需要に対して供給が少なく、価値が跳ね上がるだろう。
 また、同じ号のカラーページにある紹介記事では、10枚ほど強いカードを紹介しているが、その殆どがレアである。まるで、マジックはレアでプレイするようなモノだとの誤解を与えてしまう。構造が単純な某カードゲームとは違って、マジックは「レアリティが高い」=「強い」ではないのだ。レアを使わなくても、また、コモンだけでも充分に遊べるデッキは構築できる。
 さて、そう言うレア偏重の紹介がどういう結果をもたらすか。はっきり言って自分で稼いでいる人間の経済力でプレイしているのと同じ様なデッキを小学生が組むのには無理がある。そう言う矛盾を子供達はどう解決するか。
 犯罪に走るのである。
 まず、カードの泥棒。学校に持ってきたカードを盗まれる、というのは良く聞く話である。イベント会場やデュエルスペースでの置き引きも、以前は全く問題にされていなかったのだが、コロコロに紹介記事が載るようになって以降、頻発している。私が10月末に主催した大会でも発生した。翌週に別の団体が開いた大会でも発生した。
 また、お店からカードを万引きするケースも多い。警備員をやっいる知り合いから聞いた話だが、万引きで捕まえる子供が多いらしい。また、帳簿上と実際の商品の数も合わないらしい。摘発されない万引きも多いと言うことだ。
 それ以外にも詐欺行為が行われている。カードを交換(トレード)するのだが、相手の無知につけ込んで市場価値の釣り合わない交換を行うのだ。子供とトレードすることは良くあって、私が何か欲しいと言うと、必ずと言って良いほど価値の釣り合わない、非常に高いカードを要求される。カード知識のない人間はそれに応じてしまうだろう。
 こういう詐欺行為や盗難の被害にあって、マジックを辞めてしまう人の話を、最近は良く聞くようになりました。
 コロコロコミックスには、もう少し小学生の事情に合ったマジックの遊び方を紹介して行く事を望みたいと思います。

 なお、上の趣旨の意見をコロコロコミック編集部に送る予定です。すぐには送らず、もう少し考えてから送ります。その一環としてここに書いたのです。


18日(木)

 ブースタードラフトに参加する。人数は8人。使用パックはMM3つ。
 ほとんどが経験の浅い人らしく、クリーチャー除去が大量に回る。黒のテラー系が3種類入っているのだが、私だけで4枚確保した。その他にもSever Soulを2枚ほど流した。
 青のDehydrationも2週目だけで4枚近く獲得できた。てーか、殆どの人が青を使っていなかったらしい。
 そして、1番驚いたのが、10手目辺りでLast Breathを獲得できたこと。総計、除去9枚(笑)。おまけにCounterspellが2枚。
 だが、そんなデッキも優勝は出来なかった。対角線上にいたプレーヤーもまた、赤黒で除去を大量に獲得していた。こちらは、大量の除去に任せてクリーチャーの数を絞っていた(もちろん、充分な数をドラフトしている)ので、除去され尽くされて負ける。てーか、黒いスペルシェイパーなんてあまり除去できないのに、UndertakerでShock Troopsを回すんですもの。そんなデッキに勝てる訳ない。
 遠慮せずSever Soulもドラフトして、Dehydrationなんて入れない方が良かったか? でも、このカードないと黒いスペルシェイパーを無効化できないし。  散々な目に遭った。


15日(月)

 スパロボFの話。
 完結編に突入し、順調に話を進める。
 あるシナリオを3時間ほど費やしてプレイし、5ターンかけて敵をほぼ全滅させる。と、いきなり黄色いユニットが出現。トロウだ。今回はEVA3人組とセリシー・フェアチャイルドを育てていたからガンダムWのキャラは入れていなかった。いるキャラを色々と接触させるが説得コマンドは出てこない。こちらか手出しをする必要がないのでターンだけ無駄に進む。トロウも何故か殴ってこない。説得待ちなんだろう。
 結局、このシナリオはやり直す羽目になったのだが、やる気が起きない。精神コマンドを15個も駆使してドレイクのウィル・ウィスプを潰したりと色々面倒な事をしたのだから。
 もうそろそろ投げ出すかも知れない。はやくガンバスターが出てこないかな?

 ナトリウムの話。
 まえまえから気になっていたのだが、食品の成分表示の中に「ナトリウム」と言う項目がある。今日食べたスナック菓子やカップラーメン、缶ジュースなどを見るとカロリーや脂肪分などと一緒に書かれている。
 昔はナトリウムなどなかった。代わりに塩分の量が記されていた。「1日の塩分摂取量は10g以下が望ましい」などと言われていたので、それを気にしている人にとっては重要な情報だろう。
 味覚優先だと塩分量が多くなる。1つの製品で5グラム近く含んでいることも多い。これでは、特に気にしていない人でも引いてしまう。そんな商品、誰も買わなくなるだろう。
 食塩の分子式はNaCl。このNaとはナトリウムである。Naの原子量は23でCl(クラリネットではなく塩素)の方は17。分子量は40だから、ナトリウムの含有量だけ表示すると23/40、約半分の量になる。
 誰が考えついたか知らないが、商品イメージを悪くせずに成分表示をする、賢い方法である。丁寧なことに、単位はgではくてmgだ。これではまるでビタミンの一種みたいに、体によい成分みたいだ。まあ、ミネラル分には違いないんだけど、過剰摂取が問題となってる。
 そう言う訳で、メーカー側が老獪な以上、消費者側も賢くならないとならない。単純計算だが、ナトリウムの2倍の量の塩分を摂取した事になるのを覚えておいて計算するか、ナトリウムの摂取量を5g/1日として計算しよう。厳密に計算すると15%程の誤差があるのだが、カリウム化合物系の塩もあるので、それが相殺してくれるだろう。


14日(日)

 第4回DCYコンベンションの告知の為、ポスターをお店に配り歩く。
 過去にポスターを貼って貰ったお店はすぐに話が通じて楽であった。が、今回、初めてポスターを貼って貰うお店に行くと、そう言う依頼をされる事自体が初めてらしい。色々と聞かれる。第一声が「どこのお店(のイベント)?」だったのには驚いた。僕らが個人で開く大会だと説明すると、非常に親切になり「貼るのに良い場所がないから、専用に棚を作って貼ってあげるね」と言う有り難いお言葉を頂く。

 山梨県内のプレーヤー同士が情報交換できるメーリングリストを開設しました。詳しくはここを参照


13日(土)

 今日はアクエリアンエイジの大会
 さすがに決勝までの日がなくなってきたので、県外からの遠征者が大勢来る。総参加者16人中半分は知らない顔である。遠く仙台から遠征者もいた。
 僕は前回優勝しているので調整の為に出場。デッキは大幅に改造してコントロールを強めている。黒緑の2色メインから、黒緑白の3色に散らしたデッキになる。さて、これがどう出るか?
 ここで1つ問題がある。前回大会以来、全くアクエリアンエイジをプレイしていないのだ。その前だって、付け焼き刃みたいなものであったが。さて、プレイングの腕はかなり鈍っているはずである。それなのに、前回より更にプレイングが難しいデッキである。
 1回戦目。東京からの遠征組と対戦する。話を聞くと、既に権利を持っているらしい。
 で、試合開始。序盤に事故発生。ドローキャラクターを1枚しか引かなかった。で、そのドローはネームレベルの”デ・ジ・キャラット”。ジャンケンに負けて後手だったので、先に置かれて出せなくなる。大ピンチ。仕方ないので、ドラグーンをアクティブにしておくて自分を殴らせる。それでもドローキャラクターが出ない。ドローキャラは15枚も入れているのにどういうことだ?
 だが、幸いなことに相手も事故ったらしくなかなか動かない。そのまま、こちらの体制が整うまで大きな動きはなし。ただし、自分を殴っている分、ダメージが蓄積している。
 どうやら同系統のデッキだったらしく、お互いに「りせっとちゃん」を打ち合う。ここで、深刻なプレイミスが発生。相手の「りせっとちゃん」に対し、いつものくせで私の場のカードを捨て札置き場へ送ってしまい、ライブラリに混ぜ忘れてしまったのだ。これが響いて、ライブラリ数枚の差で負ける。
 負けてやる気が8割ほど減った2回戦目は、やはり東京からの遠征組。詳しく話を聞くと「GundamWar」などのイベントの時には仲間と連れだってげーむ屋さんまで良く来ている方で、今回は仲間がアクエリアンエイジにはまって大会に参加するので一緒に来たらしい。ルールなども一夜漬けであるらしい。1回戦目の方のお仲間だそうで、デッキはかなり完成度の高いモノであった。はっきり言ってディアボリストがうざい。が、ゲーム自体への熟練度の差で何とか勝つ。
 イーブンに戻した3回戦目は、またもや東京からの遠征組。やはり1・2回戦目の対戦相手の仲間らしい。一進一退の攻防の末、相手に大量ダメージを与えておきながらライブラリ切れで負ける。途中、りせっとちゃんを不用意に使い過ぎたせいであろう。噂によると、デッキ内にダメージとなるカードは9枚しか入れていないらしい。まあ、場を支配した後、秋緒さんブレードでライブラリを削って勝つデッキなので、関係無いんだけどね。
 最終戦。勝てばイーブンと言う情けない位置。ここでようやく、りせっとちゃんスタートが決まる。その後も、ステルスにちょくちょく殴られるも、”ィアーリス”召還に成功。この段階で相手はやる気をなくす。彗星爆弾で場を一掃し、村正を持たせたィアーリスが殴る、殴る、殴る。さすがは9点ペネトレイト。一気に決着をつける。
 ちなみに、4回戦目の相手も、またもや東京からの遠征組。しかも、1・2・3回戦目の相手のグループの人。結局、この4人組全員の相手をしたことになる。なんとなく店長の作為を感じるが、これはこれで歓迎すべき事である。激戦区である東京のプレーヤーに揉まれる事になったからだ。それに、県内プレーヤーなどと当たって順当に2連勝してしまっては、このデッキの欠点がなかなか見えなかっただろう。
 結果、2勝2敗、得失ダメージ差+11点で6位に落ち着く。上位4人は、当然のごとく梨大プレーヤー。決勝卓の対戦が山本さんと望月さんと言うマッチングは先月の第3回DCYコンベンションと一緒だが、今回、優勝したのは望月さんの方であった。
 梨大プレーヤー内では、既に権利を持っている人がいるので、権利は5位に人まで降りてきた。この人は権利を持っていれば、今度は7位まで権利が降りてくるのだが、5位の人は仙台から遠征してきた方。遠路はるばる来た甲斐があったと言うモノである。

 ちなみに私のデッキ、コントロールデッキなのでプロジェクトやファスト等のダメージになるカードが22枚も入っている。その分コントロールは完璧で、ステルスでチクチク殴られるデッキ相手でも、10ダメージ蓄積されて負けたことはなかった。負けるときはライブラリ切れである。場では勝っているのに、1ターンの差で負けるのだ。チャージを使えば良いような気もするが、ゲームエンドカードを絞り込んでいるので、ちゃんと確認してパワーカードに回さないとならないのだ。
 大会まであと10日余り。さらなる調整が必要である。


10日(水)

 クラスメート数人から、私の日記が読みずらいとのクレームを頂く。気になるので詳しく話を聞く。
 最初に「ちゃんと改行されていない」と言われたときは、自動的に折り返さないのだと思ってブラウザのせいにしていた。preタグとか記述してある掲示板でいっさい改行を入れないと、1行が横に長くなって、スクロールさせないと読めない。それと同じだと思った。
 だが、詳しく話を聞いているとだんだんと話がおかしくなり、結論として、受け手側の日本語読解能力の低さが露呈された。普通、日本語の文章は段落単位で改行されるもので、私もそれに従って改行タグを記述しているのだが、1文単位で改行してないので読みずらく感じたのらしい。
 普段からどういう文章を読んでいるのだろうか? と思って「お前ら、こんなんじゃ新聞すら読めないだろ」って聞いたら「新聞は縦書きだ」。よくもまあ、次から次へと言い訳を考えるモノだ。
 で、そういう突っ込みをした奴の日記ページを見て驚いた。単文の短い1文単位で改行されていて、丁寧なことにセンタリングまでされていうのだ。私は、こっちの方が余程、読みにくい気がするのだが。

 前々から言われている話なのだが、若者向けの文章、特に商業ベースに載っているモノって無駄に改行が多い。それは「紙面の白さ」をかなり意識しているからである。その結果。今の若者はかなり「紙面が白い」文章でないと読めない体質になっているのだ。
 まあ「読みやすさ」と言う観点から、「紙面の白さ」はある程度は気にして入るんですけどね。ただ、1文単位で改行なんて馬鹿なマネはしないで、プリントアウトするとき行送りを多めに取るとかで対応しているのですけどね。
 HTMLでも、行間を指定できれば、それなにり良いと思っている今日この頃です。


9日(火)

 掲示板で「坂本真綾は声優である」と言うツッコミを受ける。初耳である(笑)。最近は声優にすら疎くなったと言うことか。

 学校の仲間と、マジックに関する面白い思考実験をする。
 私と他のプレーヤーとの間では天と地ほどの実力差がある。そこで、1対7の対決みたいな話になった。オールレンジのマルチプレイで、私とそれ以外のプレーヤーに分かれたチーム戦。私とそれ以外のプレーヤーの1人が交互にターンを行うという形式。これでも私が勝つ、と豪語したら、色々と真剣に作戦を練っていた。
 手札破壊・土地破壊・カウンターなどを一通り揃えるとか。ターン数が圧倒的に私が多いことを利用して、Worry BeadsやHowling Mineをみんなで置くとか。色々と考えているが実用性に欠ける。何故なら、全員にターンが回る前に私が勝ってしまうだろうから。
 無限マナ+Prosperityで勝つつもりだと伝えると、さらに非現実な手を考え出した。Show and Tellで一斉にSleeper Agentを押しつけるとか。これは、対応して私がWorshipを出せばお終いである。
 私が考えた手は、黒赤でRaze打ってUnmask打つというモノ。確かに、これでは何もできない。
 さて、あなたならどうします?


8日(月)

 昨日の大会であった不愉快なこと。
 またもや盗難事件があったのだ。これで2週間連続だ。
 盗まれたのは中学生の子で、何と大会に使用するデッキを盗まれたらしい。2回戦終了後の試合の合間に盗まれた模様で、3回戦目の始めに進行を止め、まわりに落ちていたり、自分の荷物に紛れ込んでいたりしないか確認するように呼びかけ、それでも発見されなかったので、ほぼ確実に盗難でしょう。
 ここで私などは、先週も盗難事件があったばかりなので、参加者全員の持ち物検査をするようにアピールしましたが、さすがにそれまでは実行されませんでした。そこまで参加者を疑いたくない気持ちは、同じ大会主催者として分かります。
 実は、先週のことがあったので、今回は試合開始前に持ち物の管理をしっかりするように呼びかけることを主催者に進言するつもりでいました。が、デッキ構築に忙しくて失念してしまいました。このことが非常に残念でならないです。
 別の場所でも書きましたが、山梨は今まで牧歌的であった、と言うかそういうキナ臭い事はなかったので盗難とかは誰も警戒していなかったと言っても過言ではありません。私なども、自分の大会でそう言う注意を呼びかけるのを忘れていましたし。
 やはり、小中学生の中には、他人の物を盗むことに対し抵抗のない人がいるのは確かな様子です。前回の置き引きで味を占めた同一犯と言う可能性も高いのでしょう。前も書きましたが、万引きもかなり多発しているみたいですし。
 「甲州MTG友の会」の方でも盗難には厳しく対処するようです。私の主催する「小松組・DCYコンベンション」の方でも、同様に強い態度に出ることにします。
 と、同時に、ゴミの問題など、他にも色々と問題を抱える小中学生に対する参加制限も視野に入れています。次回からエクステンデッドですし、安易な赤バーンや白ウイニーには遠慮してもらいたい、と言うのが本音ですから。


7日(日)

 今日はマジックの大会。マスクス入りのスタンダード。参加者は60人前後であった。
 使ったデッキは、青白のコントロールデッキ、いわゆるオールドスクール。MMからはライブラリ操作カードとしてSoothsayingとTrade Routesが入っている。あと、一部で値段が高騰しているIvory Maskを入れてある。これは手札破壊・バーン・瞬殺コンボ系への対策カードで、メインに1枚入っていて、サイドで増量できるようになっている。また、Trade Routesがあるので、Armageddonが入っている。
 結果は、3勝2敗で何とか勝ち越した程度。そりゃ当然だ。会場に入ってからデッキ構築したので、調整なんて全然してないのだから。回るのが奇跡である。
 一応、詳細を軽く述べる。
 1回戦目:5CG系のデッキに毎回Armageddonを通され、敗北。1本目の時は手元にカウンターがなく、2本目の時は単純なプレイミス。クリーチャーを並べられ、一応は相手が白マナが出ない事を確認し、タップドアウトして対処カードを出すと、その次のターンにBrushlandからArmageddon。シャッフルが甘かった、ってのもあるんだけどね。
 2回戦目:相手はあの山本さん。初めての直接対決がこんな恥ずかしい場所ってのが悲しい(笑)。山本さんも会場に来てからデッキを組んでいた様子。Thrashing WumpusにSprit Linkと言うコンボのデッキ。本人曰く、へたれデッキ。なかなか楽しませて頂きました。
 3回戦目:相手は学校の先輩であった小林さん。緑単の土地破壊が入ったデッキ。こちらは、Trade Routesのおかげでほとんど土地は壊されない。が、クリーチャーで押され、粘るも敗北。2本目は、早々とCOP:greenを張り優位に立つが、こちらの決めカードが出ず、時間切れ。
 4回戦目:黒単の手札破壊+Delraich。序盤は再生を持ったクリーチャーで粘ってDelraichにつなげるらしい。が、1本目はそのDelraichをTreacheryしたArmageddon。2本目は早々とIvory Maskを張る。相手は手札破壊もできないしCorruptも打てない。しかし、こちらのエンドカードも出てこない。途中Persecuteを通すというポカをするが、何とか勝つ。
 5回戦目:白ウイニー。1つ特徴的なのはTethered Griffinを使っていた事か。1本目は怒濤のごときクリーチャーに押しつぶされる。2本目はあっさりPalinchronが出て勝ち。3本目、場を支配するものの、相手にはLonhbow Archerがおり、Faerie Conclaveでは殴れない。Soothsayingで延々とライブラリ操作を続けるが、なかなかエンドカードを引かない。やはりPalinchron2枚では決め手に乏しいのか? 時間ぎりぎりまでかけて、ようやく殴り倒す。
 この段階で全勝が1人になったので打ち切り。毎回、思うのだが、この形式は不条理である。引き分けが多発したり、違うポイントでマッチメイクされた所でポイント下位の人が勝ったりすれば試合回数が減る。優勝するにはマッチメイクの運に依る部分が大きすぎる。いやまあ、そう言うことだけが問題じゃなくて、単純に試合数が1回減るのがつまらないんだけどね。「試合」と言う名の下の真剣勝負はやっぱり楽しい訳で、そういうのはフリープレーとかでは得られないですよ。てーか、私はフリープレーで本気なデッキを使うのには戸惑いがある訳で。スイスドローの場合、回戦が進むとほぼ同じ実力のプレーヤー・デッキとマッチメイクされるわけで、そう言う時のデュエルが一番楽しいと言うか、学ぶ分が大きいので、それを削っちゃうのは、勿体ないと言う気がしてます。
 結局、2連勝は果たせなかった。
 さて、恒例の新カードの評価だが、今回入れたカード達は皆、予想以上の働きをしてくれた。Soothsayingのライブラリ検索能力は素晴らしい程だ。序盤のほぼ毎ターンのランドセットを可能にし、マナでの優位を簡単に確保できる。また、シャッフル能力が組み合わさっているので、エンドカードなどの検索が容易になる。対手札破壊においても、重要なカードを必要な時までライブラリに保持しておけるのも強い。また何枚もカードを積み直せるのは、Trade Routesとも相性がよい。青茶単で使うと鬼神の如き働きを見せるだろうけど、普通の青でも充分に強いでしょう。ターンエンド時に余ったマナを有効活用できるカードだけど、この隙にBoilを打ち込まれないように注意しないとならないだろう。
 で、Trade Routes。これは土地破壊に対してべらぼうに強い。無駄に多い土地を別のカードに転換できるのも強い。また隠れた技としてはダメージをスタックに載せた後のFaerie Conclaveを戻せる、と言うのがある。ブロッカーだった場合、自分から出したマナで戻れるのだから、インチキ臭い。
 SoothsayingとTrade Routesは組み合わせると色々と悪さができるので楽しいでしょう。これからが期待のカードです。  また、Ivory Maskも充分な働きをしてくれた。だが、これは相手を選ぶのでサイドだけにした方が良いかも知れない。不要な相手の時は、殆どSoothsayingでライブラリに留めていたから。
 今日の大会では、不愉快な事が1つあったのだが、それについてはまた明日。


6日(土)

 昨日の日記がお休みなのは、某所での議論の方に熱中していた為。マジックに興味ある人間は読んでおいた方がいいでしょう。

 大会が明日に迫っているのに、デッキが決まらない。思いつきで作った青茶単もどきは、緑のビートダウン系に意外な程に弱かったし。今回のメタゲーム、「赤茶単系と緑単ビートダウン系に勝てる青ならOK」と言う事にしている。この2つは以前のスタンダードで優勢だったデッキの内、テンペスト落ちの影響が致命的でないデッキだ。コンボ系や新しいコンセプトのデッキに関しては、あまり情報がなく、どんなデッキが来るか分からないので、とりあえずカウンター出来ればいいかな、と言う理由で青と言っているのだ。

 録画しておいた「エクセルサーガ」を見る。
 このアニメを見ていていつも思うのが、CMの謎だ。深夜アニメなので、マニアしか見ていないはずだ。他のアニメ関係のCMを流すのはよい。だが、どう考えてもアニメとは無関係の音楽系CMは、対象を取り違えているのではないか? 確かに視聴者は若者だけど、声優系とかサントラ系などのCDの買うのに忙しく、一般の音楽CDを買う余裕なんてない気がするのに。あまり興味も引けないだろうし。
 まさか、最近のアニメでは菅野よう子さんが人気になっているのを受け「アニメファンは耳が肥えている」と判断したのだろうか? 3本ほど流れているCMの内、坂本真綾さんと言う方の楽曲には引かれるモノがある。まあ、単に私が女性ボーカルの歌ならストライクゾーンが広いだけなんだろうけど(笑)
 そう思っていたら、路線変更になった。坂本真綾さんのCMはそのままだが、他の2本は差し替えになっていた。最近「ダイガード」の挿入歌に使用された新居昭乃さんのCMが流れていたのだ。後は秋の新番組に使用されている曲のCMだ。ようやく分かってきたらしい(笑)


4日(木)

 スポーツの話。
 僕は野球が大嫌いである。理由は単純だ。親父が大のプロ野球ファンで、中継がある時は必ずそれを見ていて、他の、僕が見たかった番組を見せてもらえなかったからだ。ビデオデッキが導入されたり、一人暮らしになったりしたらこの問題は解決されたが、それでも、中継の為に見たい番組が潰れたり、放送延長によってビデオの予約に失敗したりする。だから、未だに野球は嫌いである、プロ野球も甲子園も。
 Jリーグが盛んになってきてからはサッカーも嫌いになった。中継で見たかった番組が潰れるからだ。それに、日本がワールドカップ出場権を得た試合の時の、回りの騒ぎは許せないモノがあった。深夜だと言うのに騒ぎ立て、挙げ句の果てに、試合終了後には花火まで打ち上げられた。その後も、愛国心を強要させられるような不愉快な出来事に遭遇した。だから、サッカーは嫌いである。
 そして先週、私は「ターンAガンダム」の録画に失敗した。私の為だけではなく、熱心なアニメファンではない知人2人ほどに録画を頼まれているのだ。重要度が段違いである。でもまあ「ターンAガンダム」は深夜に再放送がかかっているので安心していた。
 だが、今週のフジテレビではバレーボールのワールドカップを中継している。枠内で試合が終わらなければ、当然、放送延長だ。巨人の試合を多数中継している日本テレビはそんなに深夜遅くまで番組はないが、フジテレビは数多くの深夜放送を抱え、早朝もBBCのニュースを流している。一時期の僕は、フジの深夜をつけっぱなしにして深夜番組からBBCニュース・目覚ましテレビ・ポンキッキーズと言うコンボを日常としていたくらいだ。
 でもって、フジのスポーツ中継が放送延長になった場合、どこかにしわ寄せが来る。運の悪いことに、再放送をやっている日に限ってバレーの中継が延長となり、その結果、再放送が潰れてしまった。
 結果、僕はバレーボールが大嫌いになった。


3日(水)

 今日は、行きつけのデュエルスペースで「マジカルパラダイス」の大会
 シールド戦3ラウンド・限定構築戦2ラウンド・構築戦2ラウンドと言う長丁場。各レギュレーション毎に順位を付けた上で、総合得点で優勝を決める。
 最初のシールド戦と言うのは、空けたブースター1パックで戦うと言うもの。1戦毎に新しく1パックを開ける。これは、引きに恵まれて2勝1敗で2位になった。
 次の限定構築戦は、最初のシールドで空けた3パックでデッキを組むもの。ここでは構築ミスから全敗。
 最後は通常の構築デッキで戦うモノ。かなり気合いを入れて作り、初戦を勝ったモノの、決勝の相手はコンプリートを達成している程の強者。魔法少女を引かない、と言う引きの悪さが手伝って最終的に負ける。まだプレイングが未熟だ。カードへの精通度も低い。
 結局、シールドと構築でそれぞれ2位に入賞し、賞品として合計5パック頂く。シールドで使った3パックも含めると、参加費1000円で8パックもらった計算になる。これにバンダイお馴染みの参加賞もついているのだ。お買い得だったと言えよう。
 総合優勝は、構築戦での決勝の相手でもある市川君。賞品として高雄右京のサイン入りカードをもらっていた。このカード、わざわざ今日の為にサインしてもらってバンダイが送ってきたものらしく、日付けまで入っていた。
 ちなみに、マジパラの大会としては日本で最初だったらしい(笑)。


2日(火)

 某所で問題となったネットトレードの事件。なんとか無事解決した。
 色々と疲れて、嫌な気分になったけど、とりあえず一件落着、と言ったところか。
 この話題に関しては、これ以上触れたくないので。

 大会の方で忙しくて失念していたのだが、とうとう「問題の悪法」が施行されてしまった。
 あの法律が悪法である所以は、チャイルドポルノや子供との性行為を禁止しただけで、この手の趣味の人の性欲の処理方法を考えていない事です。そう言う人間は、犯罪を犯して捕まれ、って事ですかね?
 猛獣から餌を取り上げて解き放っている様なものですよ。
 不幸にして被害者となってしまった子供の受けるダメージは計り知れないモノです。このままこの法律が施行され続けるのであれば、私が子供を持つようになった頃には安心して娘を外に出せません。
 一応は、一時期に言われていたように、イラストや小説などの創作物までは規制の対象になっていないのが救いですが。てーか、子供の権利保護を目的とした立法であるのに、権利保護の対象となる被写体がいない創作まで規制しようって言うのはどこかおかしいわけです。この法律が、子供の権利保護に名を借りた、フェミニストによるポルノ全般への迫害であり、当局による言論弾圧に利用できうる法律であるのは自明ですね。「児童ポルノ」の定義が曖昧ですから、その気になれば今の世の中に出回っているポルノ雑誌の殆どを摘発できるし、下手をするとどんな出版物でも対象に出来るかも知れない。
 まあ、創作物が規制から外れたのは、民主党の活躍によるところが大きいと理解していますので、次の選挙では投票しますよ(笑)

 幼児性愛の問題に関してはこの辺の議論も参照してもらいたい。私が関与した議論ではないのが寂しいですが。
 ここにかかれた幼児性愛者の権利の話は納得できるモノなんですが、世間一般ではこの方の日記の7/8みたいな反応が一般的なんでしょう。
 もちろん、幼児性愛者の権利ついて述べているこの方(精神科医だそうです)も被害者となった子供の事についても考慮の上で言及している。と言うか、精神科医なんだからその辺のことは他の人よりも詳しいだろう。
 ここにでている、世間一般に流布された「幼児性愛者と言うは、大人の女性に相手されないから子供に走った」と言う理解はある意味、有害だと思う。「幼児に対する性欲は大人の異性への性欲と置換可能である」と思わせてしまう。だから、あの法律の立案者は、幼児性愛者の性欲の処理方法について考えが回らなかったのだと思う。
 十分条件ではあるが、必要条件ではない。だから置換不可能な者もいて、そう言う人間は今回の法律施行により性欲処理の手段を断たれたと言っても過言ではない。そう言う人間が押さえきれなくなって犯罪に走る可能性は高くなったと言えよう。
 難しい問題である。子供の権利と幼児性愛者の権利の両方を守るのは。幼児性愛者の権利が守れないと、子供の権利が破滅的に侵される危険性が高くなる。かと言って、児童ポルノを作るわけにも行かない、児童売春なんて言語道断である。ここで注意しないとならないのは、上の議論で言われている通り、幼児性愛者は犯罪者ではないと言うことだ。ある程度の権利が保障さている幼児性愛者は犯罪に走らないで済む。
 トレードオフの問題なのだ。あの法律では幼児性愛者の権利が完全に踏みにじられている。絶対王制によって抑圧されていた市民が革命を起こしたように、このままでは破綻が生じる。そしてその時には、ギロチンに象徴される恐怖政治みたいに流血の惨事・・・といかなくても、罪もない子供が犠牲となってしまう危険性がある。
 技術の発達によって将来的には解決が可能だと私は考えているが、現段階では無理な問題だと思う。当面の間は運用面での調整が期待される。本番をしている裏モノのビデオやハードコア物の本は規制されるべきだが、そうでない、写真集的な物はお目こぼしすべきだろう。当然、海外へ「買春」に行くのも厳しく規制されるべきだろう。
 私の主張してるのは、幼児性愛者の為に子供の権利が犠牲になっても構わないと言うモノではない。誤解されそうなのでこれだけは強く主張しておく。断じて違う。だからこそ、バーチャルリアリティの発達や、HMX-12の開発の必要性が叫ばれているのである。


1日(月)

 さて、昨日に開いたマジックの大会ですが、平穏無事とは言えなかったのには理由がある(当たり前だ)。
 実は、盗難事件が起きたのだ。被害者はスタッフの一人。
 会場の都合で、部屋が2つに分かれてしまっていました。しかも階が違う。これは管理が非常に難しくなる。で、スタッフの内一人を下に貼り付けていた訳だが、彼が被害にあってしまった。
 下の階のジャッジ兼スタッフを一人で行っていたのだが、それをこなしながらトレードもしていたらしい。4回戦目辺りの最後、全員の対戦が終わって上へ連絡に行き、そのまま次のマッチメイクなどの作業に入った為、下の部屋をかなりの時間、空ける事になってしまった。で、5回戦目が始まって、気が付いたらトレード用のファイルが丸ごとなくなっていたらしい。後で話を詳しく聞いたら、出てくる時に小学生3人くらいしか残っていなかった、と本人が言っていてその子達が怪しいのだが、もはやどうしようもなかった。
 山梨で開かれているもう1つの大会「第2期甲州MTG友の会トーナメント」の方は比較的、親善目的みたいな和気あいあいとした雰囲気の大会である。上位をきっちり決めず、色々な名目を付けて下位の方にも賞品を色々と配っている。優勝しても驚くほどの賞品がもらえるわけでないのでみんな目の色を変えて勝ちに来ている、なんて事はない。むしろ「デッキ優秀賞」を目指した受け狙いなデッキも幾つかある位だ。
 これに対し、私の開いている大会は、非公認大会ではあるが、非常に勝負に厳しいと言うか、本格的な大会である。普通なら、スイスドローだけで勝敗を決めるのだが、スイスラウンドは予選で、上位8人によるシングルエルミネーションの決勝まで行う。プロツアーやグランプリなどの様なイベントと同じ形式だ。
 それに、今回の優勝賞品はメルカディアンマスクス1箱で、他の上位陣の賞品も充実している。また、それ以外には賞品を殆ど配らない。ブービー賞すらない。これは、私が所属していたマジックサークルConcordant Crossroadの初代代表の筒井君がCCのコンベンションで「ブービー賞とかないんですか?」と言う質問に対して「他の成績の良い人を差し置いて賞品をあげるのは好ましくない」と言う趣旨の返答をした事に感銘を受けての事だ。全く正論である。まあ、裏の事情として、決勝が終わるのは7時過ぎと、小中学生が残っているには遅すぎる時間である、と言うものもあるが。
 ある意味、殺伐とした大会と言えるかも知れない。まあ、もともとトーナメントプレーヤーである私が、甲州MTGの方の大会に不満を感じてた事が、大会を主催するきっかけとなっているので、全く趣が違うのは当然の事であるが。前回までは無理して会場も別の場所を使うようにしてきたし。
 その結果が、今回の盗難事件と言えるかも知れない。昨日の日記では、小学生なのに赤茶単とか、レア満載なコピーデッキを使っている人が何人かいたと書いた。これは異常な事だと思う。と言うか、そもそも小中学生の財力ではまっとうなトーナメントプレイは難しいと、私は思っている。そして、この命題を整合させるのが、万引きとかカードの泥棒などである。
 万引きに関しては、警備員のバイトをしている知り合いから証言をもらっている。かなりの数があるらしい。結構な数の検挙がある上に、捕まらない数も多いらしい。幾つかのお店では、フレッシュパックはディスプレイの中に置き、簡単に手に取れない様になっている。
 直接、泥棒しなくても、シャークという手もある。まあ、平たく言えば詐欺だ。
 そんな事してまでマジックを勝とうとする子がいるのだ。マジックのイメージが悪くなるのも、つまらないモノとして衰退するのも、大会参加者のモラルが低いのも道理である。以前、会場を借り続けられるように、小中学生を閉め出す、と言う話をしたが、これは色々な意味で効用が上がる手段かもしれない。一石で何鳥も落とせる。
 と言うわけで、次回の大会からエクステンデッドに移行する予定なのだが、とりあえずは小中学生が容易に参加できないような参加費の設定をするかも知れない。「参加費を高くすればよい」と言うアイデアは、昨日の大会で誰かから頂いたのだが、その時は、まさに目から鱗が落ちた気がした。