Nakajiの日記2000年1月
31日(月)

 先週の後半は風邪引いてました。そう、木曜の晩にPULさがスロットに勝ったってんで、お祝いをして、魔窟でそのまま寝てしまったのが原因であろう。おかげで土曜日の夕方までダウン。調整の最後の詰めが甘くなってしまいました。

 そう言うわけで、日曜日は池袋で大ジャンケン大会
 結果は、3連勝の後1敗。ジャンケンで負けた相手が当然のようにドロー焼きで、その後のプレイングで挽回できずに負けました。前回同様、4回戦負けと進歩のない結果に終わりました。レポートは後日あげます。

 ゲーム屋さん&FB山梨で予選を抜けた6名は、今回、一緒に遠征したのだが、内3名は敗退すると早々にGEMERS秋葉原店へ行ってしまった。残り3名で決勝まで見学後、会場を後にする。
 が、外へ出たとたん、大量のTrapが布設されていることを発見。片端から覗く。10万と言う値段のついたテレカとかを発見する。
・・・数々のtrapを乗り越えた後、補給を終え(田中さん済みません。「山梨にないファストフード店めぐり」ってのはボクも昔にやっていたんです)、無事、池袋を後にする。
 その後、山本さんが中央線沿線の某所のホビーショップを覗くと言うので同行する。そのお店でバガボンドなどを発見する。が、さすがに購入は思いとどまる。


25日(火)

 巡回している日記の1つであるWhiteさんの日記にKanonネタに関するモノがあるのに気がついたので読む。
 ここで、とんでもない事実が発覚。私は栞萌えらしい(笑)。
 いや、一応は「約束の一週間を過ぎたら本当に別れちゃて会わない」って話の筋には納得していませんけどね。いやむしろ、別れてすぐにエピローグに突入してるから、その辺の事を考える間が与えられていないって所に狡猾さを感じますが。ただ、この手の18禁ソフトってのは極論すれば「萌え」を生成する為のものだからねぇ。構造的な欠陥を手直しするよりは「萌え」させる為の仕掛けに力を入れるのは道理だと思います。
 それと、エピローグで「誰かの夢」のくだりであゆの事を思い出すのが語り過ぎだと言うのは同感。でも、ここまで露骨にやっていても、私の周りにいるKanonのキャラ萌え萌えな高校生くらいの子たちは、全体的な構造を把握できていない気がします。まあ、18禁のソフトのネタで高校生の話が出てくるのはアレですが。

 ところで、「真琴シナリオは『まごころを君に』である」ってのは、一応ツッコミを入れておかなきゃならない事なのかな(笑)。


24日(月)

古い友人との再会
 と言ってもデッキからカードを1枚持ってきて残りを切り、手札からデッキの底に1枚入れる様なエピソードカードではない、念の為(ネタ的にはクリーミーマミOVA「Long good-bye」なんだろうな、このカード)
 さらに言うと、実際に会った訳でもない。掲示板へ書き込みがあっただけである。
 それだけでも、長い間、音信のなかった人から連絡があったと言う訳で嬉しいものである。
 スギモト氏はTASCで一緒だった人。ほぼRPG専門のプレーヤーであった。私は2年目からRPGをほとんどしなくなったので、一緒にゲームをする機会は少なくなってしまったが、サークルの会誌などに載った記事などは楽しく読ませてもらった記憶がある。会話していても楽しかったし。
 彼の話と言えば色々あるが、「TASCの3モト」に触れないわけにはいかないだろう。TACSには、と言うかTASCのメンバーで私と同期だった人には、彼の他にも『Iモト』『Kモト』と言う、名字に『モト』がつく人間が3人いた。ただものではない人間が揃っていたTASCの中で特に異彩を放っていたのがこの3人であった。
 他のメンバーも元気であろうか。今年辺りは学園祭に顔を出してみよう。


23日(日)

 今日は勤労青年センターでスタンダードの大会。
 いきなり寝坊する。親に起されたら10時を回っていた。仕方ないので朝飯も取らずに会場へ直行。ちなみに、サイドボートは未決定なので、行きがけに運転しながら考える。
 デッキは11月に使った青白パーミッション/コントロール。選択理由は、単に「超動」とか言いながらWrath of Godが打ちたかっただけ。一応、メタゲームは緑単ビートダウン・リス対立・レベルウイニー・黒ウイニー・青茶単などを想定。他の有力デッキを除外した理由を簡単に述べると、ピットサイクル:使いこなせる人がいない/黒コントロール:現状では不利、私も使うのをやめた/Ponza:ウイニー全盛では押し切られる。

 結果は惨敗。ちょっと風邪を引いていたこともあるが、2回戦目で緑単軽土地破壊を使う小林さんと当たって負けたのが運の尽き。後はワンダーゾーンでメタ外のデッキとガンガン当たって負ける。
 底の方へ行っても坂本(兄)などの曲者の相手をさせられる。この頃になると幻聴が聞こえ始める。HANABIのビックボーナス時のBGMが聞こえてくる。何故、パチスロなのかは不明。
 なお、珍しくプレイオフとなり、優勝はストンピィ。2位は武井さんのパリンクロンから無限マナを出すデッキ。これは前に私が使ったデッキ異なり、エンチャントレスを利用したデッキ。Attunementが入っていなかったのは謎だが、Trade Routesと言う選択には脱帽。決勝では去年のエクステンデッドの時のような鬼引きは見られなかったのが残念。
 ちなみに、メタゲームはほぼ的中だと思う。黒のコントロール系が意外に多かったのを除けば。Contaminationロックなどもあり、これは同キャラ対戦があった程の数があったらしい。

 大会終了後はお馴染みのKOK。
 今日の賞品はFB山梨提供による、GAMERSの福袋。
 こちらは、赤茶単で突っ込み、Temporal ApertureからのLava Axeを連発し、見事に優勝(笑)。最初につかわれていた紙袋を破られ「Piaキャロットへようこそ2」の紙袋を使って帰ると言う栄光をgetする。


22日(土)

 明日はマジック大会。

 いつも通り、我が家で調整を行っていたのだが、イハン氏が爆弾発言をする。
1月のGRS&CRS変更によって、Planar Voidを張ればEnergy Fieldが壊れなくなった
 ちなみにこれは安西ジャッジ
 これが事実なら明日のデッキが全く変わるので、真っ青になって調整を中断してネットで色々と検索。関係ありそうなのはGRSのT.10.8ぐらいだが、そう言う変更には読めない。CRSもチェックするが変更なし。
 途方に暮れて、最終手段にでる。安西君に電話する。
「私も話を聞いただけで、まだ確認してない。今、調べているけど、本当でも明日の大会では採用しない」
と言う回答を頂いて安心する。もし、本当なら全員がこのコンボのデッキで突っ込もうかと思っていたのだ。これならライブラリ切れ以外では負けなくなる。パーミッションデッキに仕込んで置けば無比の強さを発揮するだろう。
 が、そんな嫌な状況が回避されて一安心である。


20日(木)

 一昨日の真琴シナリオの仮説に、早くも反証が報告された。
 エピローグでの天野さんが「この町の人間の半分があの丘の狐かも知れない」と言う趣旨の発言があるとの事。
 さすがに「天野さんの所にきた狐と真琴が同じ姿でありながら、天野さんは全ての狐が同じ姿にしかなれないことを知らない」とは強弁できません。この仮説はあっていないのでしょう。
 


18日(火)

 「オウム真理教」が教団名を「アレフ」に変えるそうである。
 「オウム」ってのは、梵字の一番最初の文字、「α」とか「A」に相当する。でもって「アレフ」ってのはヘブライ語の文字の最初、やはり「α」や「A」に相当するものである。まあ、この辺は基本教養であろう。
 あと、数学の世界では、ヘブライ文字の「アレフ」には、「”無限の密度”を表す単位」って意味がある。専門的なことは突っ込まないでくれ。私も聞きかじった程度の知識しかないので。まあ、それはおいておいて、「”オウム真理教は無限”って言いたいのかしれない」ってのは深読み過ぎという事にしておこう。
#ここで「古い酒を新しい革袋に」って表現が思い浮かんだけど、お酒って古い物の方が熟成されていて価値があるんじゃないの?

 さて、今日もKanon。今回は、周りに萌えている人の多い真琴シナリオの話。
 このシナリオには謎な部分が多い。一番ファンタジー色の強いシナリオだから仕方ないのだろうけど。
 その中でも私が特に引っかかっているのが、真琴を見た天野がなんでその正体にすぐ気がついたかと言う事と、エピローグ後に出てくる「春の真琴」のCGだ。
 後者に関しては、この作品の構造通り「あゆが奇跡を起こした」と解釈するのが一般的であろう。が、前者に関してはあまり話を聞かない。
 ここで、1つ大胆な仮説を立ててみる。「あの丘の狐が人間になった姿は常に同じ姿になる」
 つまり、天野の前に現れた狐も、真琴と同じ姿をしていたと言う事だ。だから、真琴を見てすぐに気がついたのだろう。また、問題のCGをこの文脈で解釈すると、真琴でも天野の前に現れた狐でもない、別の狐が新たに人間の姿を得たと言うことになる。
 この解釈だと、Kanon全体を支える「あゆが起こすたった1つの奇跡」と矛盾する。が、久弥直樹さん担当の栞シナリオや名雪シナリオみたいに「ボクの願いは」が挿入されておらず、あゆの存在が明示的ではないので、この解釈が成り立たない事もない。Oneの方だって、長森・七瀬・繭担当の麻枝准さんと茜・澪・みさき担当の久弥直樹さんの間で「永遠」に対する解釈が違っていたのだから(私はこれに気がつくのが、随分と遅かったんだけど・・・)、問題ないと言うことにしておこう。そう言えば、もう1つの麻枝さん担当である舞シナリオでも「ボクの願いは」は挿入されていなかったな。
#でも、この脚本の分担に関しては、作品中のスタッフロールでは示されていなかったんだよね。


17日(月)

 「アイスクリーム」「牛丼」「肉まん」「たい焼き」「イチゴジャム」
 Kanonは、登場する女の子たちを特徴付ける為に1つずつ食べ物を使っている。これは、成功した戦略だと思う。実際、あゆ萌えの人はいつもたい焼きを買ってくるし、真琴萌えの人は機会を見て肉まんを食べる。買い出しの時に栞萌えの人が頼む物は決まってアイスクリームだ。終いには「キャラクター名を言われても判らないけど『たい焼き』とか『肉まん』とか言われれば誰か判る」と言い出す人も出る始末だ。
 この様にKanonによって特定の食品の消費が増大した。思うに「全国たい焼き屋台連合」とか「全国牛丼チェーン店連盟」とか「全国アイスクリームメーカー組合」とか、そう言う集団がスポンサー料を払って、作中に登場させたのではないだろうか?
 でもまあ、栞シナリオのアイスクリーム以外は、置換可能なのがちょっと勿体ない。いや逆か。栞シナリオに置けるアイスクリームと言う選択が凄まじすぎるだけか。あゆあゆが肉まんで真琴がたい焼きでもシナリオ上問題ないけど、栞が冬の中庭で食べるのが肉まんやたい焼きでは意味づけが全く違ってくる。
 もっとも「こういう意味付けを5人全員にやって欲しかった」ってのは高望みが過ぎるって事は自覚してますけどね。


16日(日)

 狂気のカラオケが捌けた後、PULさの提案で、風邪引きのたかきを見舞いに行く。
 途中、コンビニに寄り桃の缶詰など購入。卵と酒も探したのだが残念ながら売っていなかった。
 問題のたかきは思ったほど悪くはなかった。PULさが言うには、一緒にレポート書いたりパチスロ打ちに行ったりしているらしい。それなら、風邪と言う程ではないのだろう。彼の事だから単に気力がないだけだ。
 その後、場所を移して1830をプレイする。当然、朝までかかる。しかも、ディーゼルが出た段階で始めてやる気力がそげて打ち切りとなる。
 前に別のメンバーとやった時にもそうだったが、「誰かが破産するか、銀行が破産するのがゲーム終了の条件」と言ってあるので、全プレーヤーがディーゼル出現後を乗り切ると銀行が破産する以外にゲームは終了しないのが確定する。この段階で銀行を見ると現金がたくさんあるので、まだまだゲームは続くように思えてやる気をなくすらしい。本当は、ディーゼルが出たら銀行が破産するまであっという間なのに。
 私が大好きなこのゲームが意外と不評なのは、題材が興味を刺激ししにくいと言うのもあるだろう。戦争物では無いので、刺激に薄い。ダイスも振らないし。
 そう言う訳で、今日もまた新規プレーヤーの発掘に失敗しました。


15日(土)

 いつも通りデュエルスペースへ顔を出したら、イハン氏の提案による「非アニソン縛りのカラオケ」へ強制連行される。過去に酷い目にあった事に対する報復であろう(笑)。
 他の面子は、推定年齢順に店長さんPULさ汐木くん有賀くん三枝(兄)くんの合計7人。一人を除いて、アニソン縛りのカラオケを愛好する人間達の集団である。一応、特別ルールとしてアニソンだと看破されなければ歌っても良いと言うものが制定され、ダウト的な楽しみがプラスされているが、この面子でそれを成し遂げるのは至難の業であろう。
 とりあえず、1曲目はカラオケに入っていて私が歌った事のある非アニソン曲で一番新しいものである「MIND CIRCUS」(中谷美紀)を歌う。が、みんなあんまり知らない(笑)。まあ、ダウトルールを逆手にとって、あんまり知られていない歌を歌ってそういう風に誤解させる選曲であったんだけどね。
 仕方ないので2曲目は歌い手だけでもメジャーなものにする。JUDY AND MARYの「小さな頃から」を歌う。大学には行って一人暮らしを始めた頃に、フジの深夜番組で毎日流れていて自然に覚えてしまった歌だ。やっぱり、誰も知らない。もっとも、ダウトの声は掛からなかったが。
 これで約1時間以上経過する。この間、真人間のPULさと「勇気のしるし」や「エキセントリック少年ボーイのテーマ」などで受け狙いに走るイハン氏を除いて、誰も知っている歌を歌わないと言う寒い展開になる。通信カラオケの機種はJOY SOUNDだったので、私の場合、いざとなったらZABADAKに逃げれるんだけど、やっぱりこれも誰も知らないだろうな。久しぶりに、他の人が歌っている時が苦痛に感じだ。
 この状況を打破するかの様に動いたのが、店長さんである。何と、小比類巻かほるの「両手いっぱいのジョニー」を歌い出したのだ。言わずと知れたOVA「ガルフォース」のテーマソングで立派なアニソンだ。とりあえず、曲目のリストでアニソンの所をチェックしたら、何と載っていなかった。やられた。アニソンに分類されていないアニソンを見つけだすとは(爆)。もちろん、曲名を見た段階で私は気がついたのだが、イントロの最中、店長さんが含み笑いをしていたので、黙っていることにした。でもって、サビだけ唱和する。
 とりあえず、間奏の時に「キャラクターデザインを変えてリメイクされてますよね」って突っ込みを入れておいた。この一連の私の行動から他の人達もどうやらアニソンであるらしいと気がついて騒ぎ出す。イハン氏など、タイトルはチェックしていたから、アニソンのページを片っ端からチェックし始める(笑)。
 歌い終わった段階で店長さん自らネタばらしをする。一同、やられたという表情をする。年長組の連係プレイが功を奏した(爆)。一応、言っておくと、私と店長さん以外はプラスマイナス1年前後の誤差があるが同年代、彼らと私は5年くらいの年齢差があり、私と店長さんはでは10年近い年齢差がある。
 ここから、アニソンが解禁になる。まあ、予定時間の半分を過ぎたら解禁にするのは、主催者であるイハン氏の計画であったらしいが。
 そう言う訳で、とりあえず私は定番の「鋼鉄ジーグのテーマ」を歌う。うーん、この曲は良い。熱いし、歌詞で受けも取れる。
 その後は、みんな蓄積されたうっぷんを晴らすかのようにアニソンを入れまくる。当然、知っている歌になるので合唱モードに入る、PULさとイハン氏を除いて(笑)。
 時間の都合で、私はもう1曲「ン・パカ・マーチ」を歌えただけであったが、非常に充実した時間を送れた。解禁前と解禁後はほぼ半々の時間配分のはずだが、体感時間でいうと5倍近い差があったと思う。

 終了後、イハン氏曰く「アニソンしか歌えない人に地獄を味わってもらい、後半はアニソンを解禁して、他の人にも店長さんと私の『凄さ』を味わってもらうのが目的だった」そうである。
 うーん、アニソン縛りを好む人は「普通の人が歌う曲」=「知らない曲」であるから「アニソンを歌わないカラオケ」=「他人の知らない、自分の好きな曲を勝手に歌うカラオケ」って事になっちゃうんでしょう。だから逆に「アニソン縛り」=「みんなの知っている曲でワイワイ騒ぐ」って事になる。つまり「アニソン縛りのカラオケ」ってのは、客観的には異常に聞こえるけど、当事者にとっては、アニソンを歌わない人同士のカラオケと同じスタイルなのである。
 まあ、単純に二極化するもアレだが、アニソン縛り派とアニソン歌わない派が混じってカラオケに行くと、不幸なことになる訳だ。私にも色々と経験がある。高校時代、吹奏楽部のメンバーでカラオケに行ったことがあるが、当時は通信カラオケなど無く、歌える曲は無いし他の人が歌っている歌は全く知らないと言う非常に悲しい状態になった事を覚えている。また、高校を卒業した後、クラス会でカラオケに行った時は逆にアニソン縛りになり、だた一人だけ全くついて来られない人は仕方ないので受け狙いの替え歌モードに突入してしまったと言う事例を目撃している。あと、大学のクイズ研のメンバーでカラオケに行った時も、ある先輩から「アニソンを歌うと引くから普通の曲を歌え」って釘を刺されたのでZABADAKとかを歌ったら、後で「アニソンで良いから他の人も知っている曲を歌え」と言われた事がある。
 こういう数々の経験を踏まえて、私はカラオケに行くという事の本質を理解したつもりでいるので、アニソン縛りのカラオケしか行かないのである。
 しかし、この先、就職をすると職場での付き合いがあるから困るかな。堂々とアニソンを歌う訳にもいかないし。それに、アニソン以外となると私が聴く曲は女性ボーカルのものになるのでカラオケで歌うには適さないし。SMAPの歌でも練習しておきますかな。


14日(金)

 Kanon再び
 冷却期間を少しおいてこの作品の事を考えてみる。
 と言いつつ、セカンドプレイ目をやったり、ノベライズを読んだりはしてるのだが。
 まず、ノベライズを読んだ感想。構造的には悪くないけど、それほど泣けなかった。プロットが既知である事も要因だろうが、小説とゲームという表現手段の違い、もっと言えば感情移入の度合いの差だろう。
 はっきり言って、こういう内容の小説があっても、私は進んで読みはしないだろう。これだけしか言わないとライターに失礼だからフォローすると、単なるノベライズではなくKanonの構造を壊さずにちゃんと表現できている点には敬意を表しておきたい。同じ人の手で「終末の過ごし方」もノベライズされていると言うので、そちらにも興味がわく。

 さて、セカンドプレイだが、栞シナリオは本当に辛い。全てを知ってしまった後では、台詞1つ1つの裏にある想いを読みとってしまう。さりげない一言の裏に隠された真意。思わず涙ぐんでしまう。
 もっとも、別の解釈もできて、適当な男を相手に恋愛ドラマごっこを楽しんでいる、とも取れ無くはないんだけどね。

 この手のゲームをやっていると「誰それ萌え」ってのが出てくるものらしい。
 私は個人的に舞と栞のシナリオを特に高く評価している、その次は真琴のシナリオだ。もちろん、あゆ&名雪のシナリオを評価していない訳ではない。この2つのシナリオは相互補完するような形であるのだが、ネタバレ防止の為に単独では完全ではないのが若干、評価を落としているのだ。
 まあ、話がわき道に逸れたが、そう言う訳でKanonに関してはシナリオを評価しているわけだから、特定のキャラクターに対して萌えると言う現象が私には発生していないのである。「誰それ萌え」ってのは、早い話が性欲じゃない。評価している作品のキャラクターにそう言う感情を差し挟む余地は出てこない訳です、はい。もちろん、同じ事がOneにも言える訳です。
 そう言う訳で、トレカとかそう言う方向が私にはあまり理解できないんです。それどころか、12月中のKanonプレイ直後は「話を思い出して泣き出すか」と言う理由で、心の準備無しにその手の物を見たくなかったですから。マジックをプレイしていて、カウンターやトークン用に対戦相手が持ち出したKanonトレカのカードを反射的に裏返しちゃったし(笑)。
 Kanonと言う作品はお気に入りですが、特定のキャラクターが好きという訳ではないです。でも、そう言うことを言うと一般的なファンから見るとちょっと異常に映るのかな。だからといって、シナリオ的に特に評価を高くしている舞や栞に萌えるという方向には進みません。不自然ですし、私の性癖に合いませんから。
 何故、こんな方向に話が進むかというと、最近発売されたティーアイのKanonのトレカをコンプしたイハン氏が「誰に萌えようかな」って悩んでいる姿が非常に不自然に思えたからです。まあ「(この周りで)誰も萌えていない/萌えている人が少ないキャラクターに萌えよう」とも言っているわけで、本人は自覚してやっているのでしょうが。萌え戦略の見地からすると、そう言う選択の部分は口外すべきではないと思うんだけど。キャラクターに萌えるってのは欲望に突き動かされてる訳だから、誰に萌えるかってのは自発的に選択できる物じゃないし。
 そう言えば、Kanonでは真琴萌え、Oneでは繭萌えって奴がいるけど、それって単に危ない性癖って奴じゃない? いや、真琴シナリオは獣姦だと言う意味じゃなくてね(爆)。まあ、どっちも同じシナリオライターが書いた話だから、麻枝准さんのファンだと言うことにしておきましょうか。


12日(水)

 yahooのオークションを覗いてみる。どうやら、ワイドショーや雑誌などで叩かれているらしいけど、そう言う方ではない(笑)
 ボードゲームのコーナーをみる。TRPG関連がかなり多いが、それでも、AHなどのゲームも出展されている。
 値段が付いていない物も多い中、ミントの「1830」が5000円を超える値をつけていた。うーん、さすがは名作だ。
 だが、それ以上に驚いたのは、現在13000円オーバーで進行中の「銀河帝国の興亡」である。これ、最初に値を付けた人が出展者の開始値の2倍の1万円をつけたのに対し、何人もの入札者が殺到したのだ。これはすごい。このゲームは私も欲しいのだが、まさかこんな高値がついているとは。

 ついでにカードゲームの方を見る。ほとんどがTCGだった。「マジックマスター2」あたりがどんな値段をつけているか知りたかったのだが、出展されてはいなかった。
 国産TCG関連はプレミアム物が多いので色々と出ていた。チェックした中では、アクエリアンエイジのでじこパックが3000円台、PR10のバフォメットが4000円台をつけていたこと、でじこパックは元値500円だし、バフォメットに関しては買い物2000円分につき1枚オマケでついてきたカードだ。
 こりゃ、アクエリアンコロシアム3の予選に参加者が殺到する訳だ。ものすごい錬金術が出来るのだから。


10日(月)

 今日は小ネタ。
 アクエリアンエイジのカードをマジック風に書いてみました。
Reset-Chan,Meta-Galaxy Computer
Instant,BBB
If You control a swamp,you may pay (1) instead of paying Reset-Chan,Meta-Galaxy Computer's mana cost.

Sacrifice all permanent you control.For each Permanent sacrificed in this way, you lose 1 life.
Return all permanent each of your opponents contral to its owner's library. For each permanet return to library in this way, its controler gain 3 life.
Counter all spells and abilities.

 まあ、こんなに強かったわけです、ハイ。まあ、アクエリアンエイジの方の本当のカードにはダメージのやり取りはないのですが、あのゲームではライブラリは実質的にライフみたいなものですから、そう言う修正をさせて頂きました。これじゃ、キャスターは手札も全部捨てろと言うエラッタが出る訳ですよ。
 ちなみに、今、猛威をふるっている妖刀村正はこんな感じです。
MURAMASA,Rune Sword
Enchant Creature,2GG
Enchanted creature gains +8/0 and trample.

At the beginning of your upkeep, You lose 4 life.

 うーん、こっちは微妙な所なんだよね。


8日(土)

 今日はFB山梨でアクエリアンコロシアム3の予選第2回。
 既に出場権を得ている身としては、出場デッキの調整を兼ねている。問題は、どれだけドロー焼きデッキが多いかだ。
 参加者は前回より4人減って16人ぴったり。内、出場権獲得者が私を含めて3人いるので、上位6位まで権利獲得の可能性がある(笑)。引き分けがないとすると全勝1人、3勝1敗4人になるので、なんと2勝2敗がOMPによっては権利獲得の可能性がある(笑)。
 なお、参加者の半分近くがFB山梨の常連であり、残り半分のほとんどが梨大のサークルのメンバーであった。それ以外の参加者となると、第2期甲州MTG友の会の鈴木さん他数名であった。今回は遠征してくる人はいなかったのがざんねんである。
 そう言う訳で、壮絶な同士討ちが各所で発生。1回戦目には前回優勝の山本さん対前回3位の望月さんという組み合わせがあった。かくいう私も2回戦目以降は調整相手であったFB山梨の常連とばっかり対戦する羽目になった。





 私の結果はあまり芳しくなく、2勝2敗の6位であった。敗因は・・・深く言うまい。
 ただ、私が敗れた2人、FB山梨常連で私より長くアクエリアンエイジをやっている有賀くん三枝(兄)くんは見事に権利を獲得した。有賀くんなど、念願の初優勝を成し遂げた。これは非常に喜ばしい事である。

5日(水)

 アニメ版「ブギーポップは笑わない」を見る。
 原作は1作目しか読んでいないので解らないが、今日の話はあの話の後日談なのか? よくわからん。
 しかし、キャラデザの問題からか、どうみても「lain」にしか見えない。
 今後に期待して良いのか?


1日(土)

 Y2K問題は、特に大事が無く済んで良かった。
 今年の年越しは、フューチャービー山梨で過ごした。
 1時過ぎからドラフトを始める。使用パックはダイスで決めると言う形式だった。結果、メルカディアンマスクス、ストロングホールド、アングルードに決まる。で、アングルードは1パックの枚数が少ないのでホームランドが追加された。
 で、アングルードからドラフティング。肉体系のカードから取っていく。Double Dipが2枚ある以外は白が中心のあんまりパっとしないデッキに仕上がる。
 他の人には、Ashnod's Couponを毎試合で使う人があれば、いきなりChaos Confettiをちぎって投げる人がいた。Chaos Confettiの結果は、相手は森1枚を失っただけで、自分は大量のパーマネントを失う結果に終わった。他にも、Incoming!で大量の土地とMirror Mirror出すデッキあり、色々である。
 結果もあまりパッとしなかったが、Double Dipを2回使って終わった相手が2人いる。次に対戦するときが楽しみだ。
 カード分配の再ドラフトでは、Aysen HighwayとBaron Sengirを得る。これは良かった。参加者ごとに需要が異なっていたのが幸いした。

 日が開けて、山梨初のDCI公認のスタンダード大会。続々と参加者が現る。その内、大物が出てくる。梨大サークルのメンバーが大挙して押し寄せたのだ。
「当方に迎撃の用意あり」
 と言うことで、12月の大会で使ったデッキ「黒コントロール+Zur」で大会へ参加する。
 結果、2勝2敗。ほとんどの人が今日、マナメンバーになったプレイヤーばかりなので、K値一杯までポイントを失っただろう。まあ、いいか。
 2回戦目には、なんと山本さんとマッチメイクされる。山本さんのデッキは緑単のビートタウン系。1本目を取るが、サイドボード後を2連取される。プレイングミスが悔やまれる。
 優勝は名古屋から帰省した渡辺君。デッキはZvi式の青茶単。見事にマスクスのフルコンプセットを持って帰った。2位は梨大グループの梅村さん。デッキはイタリックブルー。プレイオフとなった決勝は青茶単対決となった。

 そんなこんなで疲れたので、早めに帰る。
 今年は良い年であるように。